ゲーム3でヒートは生き返ったようだ。勝てば2勝2敗とタイとなるヒートにとって、4戦目は非常に大事なゲームだった。それを十分認識していたかのように、ヒートは1Qから前試合の調子のよさを見せ付ける。試合序盤こそ、マーベリックスのオフェンスにてこずるものの、1Q中盤からドウェイン・ウェイドを中心に巻き返し。前試合で痛めた左ひざも問題ないようで、ウェイドはドライブやポストプレイで得点し、結局30対25とヒートのリードで1Qを終える。
そして2Q、ここで王手をかけたいマーベリックスは序盤から飛ばしてヒート相手に3点差まで追い上げるものの、ベンチからウェイドが出てくると状況が一辺。コート復帰後、わずか1分半の間にレイアップ、3Pシュート、フリースロー3本をマークして8得点。チームを勢いづかせ、ヒートは54対44と10点リードで折り返し。
後半に入っても、ウェイド、ヒートの勢いが衰えることはなかった。この日は、批判されていたベンチ陣も、スターターのファウル・トラブルでプレイタイムが伸び、ジェームス・ポージーが15得点、アロンゾ・モーニングが4得点、3ブロックなど、大活躍。ヒートのスターティングPF、ウドニス・ハスレムとそのポージーに完全にシャットアウトされたのが、マーベリックスのダーク・ノビツキーである。敗れたゲーム3でも30得点をマークしている彼を、なんとシュート14本中2本の成功だけに終わらせたのだ。さらにマーベリックスのもう一つの武器である、ジョッシュ・ハワードもシュート8本中成功は1本のみ(3得点)とほぼ完封。敵地マイアミで、ヒートのディフェンスにしてやられたマーベリックスは4Qにはわずか7点のみ。なんとファイナル史上クォーター最低点をマークしてしまったのだ。
結局試合は、98対74でヒート勝利。ホームでの試合をあと一試合残して、シリーズを2勝2敗のタイにした。
ゲーム1、2はウエストのマブス勝利、ゲーム3、4はイーストのヒート勝利。この展開は昨年のNBAファイナル(スパーズ4勝3敗ヒート)とまったく同じ。昨年同様に、7戦までもつれるのか。それともどちらかのチームが連勝で終わるのか!? 現地18日に行われるゲーム5は両チームの命運を分ける試合となりそうだ。