3Pシュート成功数1本差、フィールドゴール成功数4本差、フリーススロー成功数3本差、これだけの差が大きな違いとなって試合に現れた。
ゲーム1と変わり、先制したのはヒートだ。ローポストでアントワン・ウォーカーからパスを受けたシャキール・オニールがパワードリブルをしてゴール近くからリバース・レイアップに成功。この際に、デサガナ・ジョップ(マーベリックス)からファウルを受けてファウル・スローも獲得した。前試合で、フリースローを9本中1本しか決められず、敗因の一つと言われたシャックの最初の1本に注目が集まったが、フリースローは予想どおりというかリングにぶつかって弾かれてしまう(実はバイオレーションとなり、再度打ったが打ち直しも失敗)。直後、ダーク・ノビツキーがフリースロー2本とも成功。その後は、ヒートはジェイソン・ウィリアムスが6得点、アントワン・ウォーカー、ドウェイン・ウェイドが3得点、マブスはノビツキーが6得点、ジョッシュ・ハワード、ジェイソン・テリーが4得点をマークし1Qをマーベリックスの18対17とロースコアで終える。ヒートのFG成功率は28.6%と不調だった。
そして2Q、早くも試合は動き始める。キース・バン・ホーン(マーベリックス)のシュートを挟んでアロンゾ・モーニング、ウェイド、ジェームス・ポージーが5連続得点をあげて、残り8分11秒でヒートの28対23と5点ものリードを作る。しかし、このあとがいけなかった。今度はマーベリックスが2連続得点2回に7連続得点をマークして逆転。この間には、ジェリー・スタックハウスの4ポイント・プレイもあった。そして2Q終了時でマーベリックス16点リードの50対34。ホームの大歓声を後押しにマーベリックスが、またもや自分たちの展開に持ち込んだのだ。
なんとか連敗を避けたいヒートだったが、3Qが始まると経験豊富なベテランたちが信じられないことに、浮き足だってしまう。自力で得点しようとするばかりにシュートを防がれ、イージー・シュートを外し、ターンオーバーを犯し、残り2分29秒にはこの試合最大の点差となる27点差(ヒートの51対78)をつけられ、なすすべがなかった。いつもなら頼もしいはずのシャックも3Q残り3分強でベンチに下がると、その後はコートに戻ることすらなかった。結局、ノビツキーが26得点、シックススマンのジェリー・スタックハウスが19得点、ゲーム1の主役ジェイソン・テリーが16得点など、得点すべき人が確実に得点をあげたマーベリックスが完勝と言っていい形で2勝目をあげた。
ヒートは、約27分プレイしたシャックがわずか5得点しかできず。この試合、マーベリックスは徹底してそのシャックのインサイドをマークしていた。シャックにボールが入ったら2、3人でディフェンスにつく。いくらシャックでも3人相手には得点することはできない。このようなディフェンスができたのも、ヒートのペリメター・プレイヤーのシュートが不調だったためだろう(カンファレンス・ファイナル中に風邪を引いたというウェイドの体調も万全ではない)。
完全に、弱みを把握されてしまったようなパット・ライリーのヒート。ハリケーン迫り来るマイアミで、この流れを断ち切ることができるのだろうか。現地6月13日にマイアミで行われるゲーム3。敗れるとヒートは王手をかけられることとなる。