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| フェニックス・サンズ〔ウエスト1位:62勝20敗〕 ラン&ガンで突っ走る! ストウダマイヤーが、センターとしてサイズ不足なのは否めない。しかし、オールスターに選ばれた今シーズン、ストウダマイヤーはウエストで最もパワフルなセンターへと成長した。彼は、ペイント内を制してリバウンドを奪うだけではない。ローポストではポストプレイがうまく、高い確率でゴールを決めている。レベルアップしたストウダマイヤーの他にも、身体能力の高いマリオン、シュート力のあるリチャードソンと器用なジョンソン、そしてナッシュがいて、スターター全員が平均15得点以上を取っているのだから驚異的だ。それも、ナッシュが操るサンズの必殺“ラン&ガン”のたまものである。ただ、相手がディフェンスをタイトにして、さらにハーフコート・オフェンスを使って試合をスローダウンしようとしてきた時に、うまく対処できるだろうか。 レギュラーシーズンの成績を考えれば、優勝候補の筆頭であることはまちがいない。“負けたら最後”のプレイオフの舞台でも、ラン&ガンは通用するだろうか。 |
| サンアントニオ・スパーズ〔ウエスト2位:59勝23敗〕 ダンカン3つ目のリング獲得か!? リーグの中でオフェンス、ディフェンスのバランスが最もよく整っているのが、このスパーズだ。ダンカンを筆頭にスターター陣も強力なのだが、特筆すべきはベンチ・プレイヤーの豊富さである。インサイドでリバウンドを奪うモハメド、マッセンバーグ、3Pシュートを決められるバリー、オーリーなど、自分の役割をしっかりとこなすロールプレイヤーのコマがとにかく多い。これこそ名将ポポビッチHCが作ったスパーズの長所である。 また、ロスターを見渡すとヨーロッパ出身選手を中心とした外国人選手が多いことも見逃せない。一般的にヨーロッパ出身選手は、シュート力があってボールハンドリングがいい。しかし、スパーズのヨーロッパ人選手は、それに加えてフィジカルの強さも備えている。苦しい時に、フィジカルなプレイでその場を乗り切る。スパーズにはそんな強さもあるということだ。何より今回のプレイオフ進出チームの中では、NO.1の経験を持っているだろう。優勝候補筆頭である。 |
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| シアトル・スーパーソニックス〔ウエスト3位:52勝30敗〕 シュートの調子がカギ サンズと並んで今シーズンのサプライズ・チームとなったのがソニックスだ。その最大の要因は、プレイヤーの意識改革に成功したこと。各プレイヤーの役割を明確にして、チームの目標を立てたことでチームケミストリーが向上。それが、高い勝率へとつながった。ヘッドコーチのマクミランは、コーチ・オブ・ジイヤーの最有力候補だろう。 チームの大黒柱となっているのは、SGのアレン。また当然ながら、オールスターにも出場したシュート力あるルイスも、強力な武器である。各プレイヤーがエースのアレンが得意なプレイスタイルができるようにサポートしており、そこからいろいろなプレイが生まれている。ビッグマンのエバンスとウイリアムスは得点力こそ劣るものの、今季はディフェンスが成長。アレンへのアシストもできている。またリドナー、ラドマノビッチも、チームプレイに徹している。シュート力が飛びぬけたチームだけに、波に乗ってしまったらどんなチームでも抑えることは難しくなる。 |
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| ダラス・マーベリックス〔ウエスト4位:58勝24敗〕 バランスの取れたチームに変身 昨シーズンまでのマーベリックスといえば、ラン&ガンで100点以上の高得点の戦いをして、(ディフェンスよりも)得点力を重視したゲームが特徴だった。しかし、今季はディフェンスとオフェンスのバランスを考えて戦うチームに生まれ変わった。昨季までチームの司令塔だったPGナッシュがサンズに移籍。彼のアップテンポなプレイがなくなったことも一つの原因だろう。新しくそのポジションについたテリーは期待どおりの活躍になっていないが、ノビツキーとフィンリーのコンビはさらにパワーアップしている。 終盤に来て、トレードでシューターのバン・ホーンを獲得。これでリーグ屈指の選手層はさらに厚くなった。ヘッドコーチも、長年指揮を執ったドン・ネルソンから、名ガードだったエイブリー・ジョンソンへと変更。得点力あるプレイヤーたちの、チームプレイが目立つようになってきた。心機一転、今季こそ念願のカンファレンス・チャンピオンとなるタイミングかもしれない。 |
| ヒューストン・ロケッツ〔ウエスト5位:51勝31敗〕 一回戦の壁を越えられるか!? バン・ガンディヘッドコーチの計算され尽くしたゲームプランと、それに合わせた練習、選手起用法が好結果を生んでいる。特にロールプレイヤーをうまく生かした試合運びで、優位な流れを作り出すのがうまい。その一例が、ディケンベ・ムトンボだ。ここ数年、あまり活躍できてなかったムトンボだが、ロケッツでは15分の出場で平均5リバウンドを奪っている。仮に30分出場したら、10本程度奪えるということだ。これは正にヘッドコーチの手腕と言えるだろう。控え選手にこれだけのリバウンド力がいるということは、積極的にシュートを放っていけるということで、マグレディー、ヤオにとっては非常に心強い。 各選手の長所を引き出しながら戦うロケッツは試合中の集中力も高く、プレイオフでの善戦も期待できるだろう。ただ、終盤に来てハワードが病気のために、シーズン絶望となってしまった。重要なロールプレイヤーだったハワード不在は、マイナス材料になりそうである。 |
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| サクラメント・キングス〔ウエスト6位:50勝32敗〕 再建中だが依然強力 長年に渡りフランチャイズ・プレイヤーだったクリス・ウェバー(シクサーズ)をトレード放出して新しいスタートを切ったキングス、総体的に戦力が整っている。もはやオフェンスは、スーパースター任せの戦いではない。チーム全員でスクリーン、カット、パスを巧みに組み合わせた作戦が多い。このような戦いができるのも、プレイヤーが皆、ボールハンドリングがうまく、バスケットボールIQの高い選手がそろっていくことによる。 PGのビビーは非凡な得点力を持っているだけではなく、大事な場面ではビッグショットを冷静に決められるメンタルの強さとを持っている。また途中から加入したSGモブリーの得点力も、驚異的なものがある。 インサイドでは長身で馬力のあるセンター、ミラーがディフェンスの要としていい仕事をする。ウェバー放出をきっかけにチーム再建に向かう途中のキングスであるが、トレードで大幅な戦力ダウンはない。新たなキングスが見られるはずだ。 |
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| デンバー・ナゲッツ〔ウエスト7位:49勝313〕 カンファレンス制覇も夢じゃない マーティンの加入でキャンビーとネネとの強力ビッグマン・トリオが誕生。インサイドは、ウエストのどのチームとも見劣りはしない。だが、このチームは基本的にアップテンポな戦法が中心。判断力に優れたPGのミラーとボイキンスがファストブレイクを仕掛けると必ず、マーティン、カーメロ、ジョンソンが一気に走りこんで、得点をあげていく。シーズン始めから不調でプレイオフは無理かと思われたが、名将ジョージ・カールがシーズン途中からヘッドコーチに就任すると一気に上昇。本来の力を見せ付けた。厳しい練習方法で知られるカールヘッドコーチが、潜在能力の高い若手プレイヤーを育ててまとめれば近いうちにNBAファイナルにも進出できる力を持つだろう。 レギュラーシーズン終盤のチームのまとまりから判断すると、ナゲッツが今季のウエスタン・カンファレンスを制覇しても驚きではないほど充実した戦いを見せている。大きな可能性を秘めてプレイオフに参戦する。 |
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| メンフィス・グリズリーズ〔ウエスト8位:45勝37敗〕 一回戦突破を狙う! シーズン序盤から、ビッグマンのスウィフト、サカライダス、ディフェンスの要だったポージーと故障者が続出。能力あるプレイヤーが多いものの、これだけの選手がプレイできないとなると穴をカバーすることはできなかった。さらに昨季のコーチ・オブ・ジ・イヤー、ヒュービー・ブラウンが突如ヘッドコーチを辞任。しばらくは混乱の中プレイしていた。しかし後任ヘッドコーチにはフラテロが就任。本来であればハーフコート・オフェンスを中心とした、スローテンポなゲームが身上のフラテロだが、グリズリーズでは自由なオフェンスを取り入れた。これが功を奏して、勝ち星を一気に増やしてきた。 ただし、レギュラーシーズンでこそビッグマンのコマ不足をカバーできたが、プレイフの舞台となると、それは難しいかもしれない。故障はもちろんだが、ファウルトラブルが起きてしまうような状況となってしまったら、一回戦を突破することも難しいだろう。 |
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