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| 奇跡的な同点3Pシュートや果敢にドライブを行って、33得点をあげたコービ |
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| 14リバウンドとファイナルでもベン・ウォーレスのリバウンド力は健在 |
ゲーム1、シャックこそ34得点をあげる活躍をしたものの、コービも、他のプレイヤーもピストンズのディフェンスの前に破れてしまったレイカーズ。ゲーム2は絶対に負けられないゲームとなった。
ゲーム初得点は、前試合も大活躍だった社キール・オニール(レイカーズ)のターンアラウンド・シュートから。続いてゲーム1で前半無得点、全体でも4得点という屈辱を味わったカール・マローンは、ゴール下にマッチアップのラシード・ウォーレスがいるにもかかわらず、強引にドライブイン。惜しくもオフェンスファウルとなったが、そのわずか数十秒後、ローポスト付近でボールをもらうと再び同じシチュエーションでドライブ。気迫のこもったプレイで得点をもぎ取る。
対するピストンズだが、ゲーム1とは違い立ち上がりから攻防ともに調子に乗れず。特に1戦目では前半にチームを引っ張ったチャウンシー・ビラップスがシュート7本中2本のみ成功で7得点と不調に陥った。
攻勢に出たいレイカーズは、誰もが驚いた選手を試合序盤から起用する。ルーキーのルーク・ウォルトンだ。1Q残り3分30秒、デビーン・ジョージと交代して入ったウォルトンは、残り33秒にフィッシャーからのアシストを受けてレイアップを決めると、コービ、シャック、カリー・ラッシュなどに次々とアシストを供給。なんと前半12分の出場で、7得点5アシストをマークした。ウォルトンに勢い付けられたレイカーズは、44対36とリードで前半を終えた。
そして3Q。勢いを失っていないレイカーズは、シャック、コービが得点を重ねて残り7分10秒ではシリーズで初めて二桁リードを作る。だが、ピストンズは死んでいなかった。残り5分10秒、ベン・ウォーレスがフリースローを決めると、チャウンシー・ビラップス、リチャード・ハミルトンの3Pシュートなどで得点差を一気に1点差まで縮めた。前半戦不調だったビラップスだが、この3Qだけでなんと16得点。ラリー・ブラウンヘッドコーチがほれ込んだというシュート力を見せ付けた。
そして4Q、まちがいなく今年のNBAファイナルのハイライトとなるであろうシーンが生まれる。3Q終盤に勢いを引き寄せたピストンズは、4Qも優勢に試合を進める。取りつ取られつの展開のまま、終盤にクライマックスが訪れる。残り3分46秒、ハミルトンがドライブからのレイアップで2点のリードを作る。続いてベン・ウォーレスがダンク2本、レイアップ1本、ハミルトンがジャンプシュート&フリースロー2本で得点を重ね、残り47.8秒でレイカーズの83対89。残り時間を考えれば、レイカーズの攻撃はあって2回。ホームで2連敗という悪夢が訪れるかと思われた。しかし、ピンチは奇跡のような展開のために用意されたシチュエーションでしかなかった。
残り35.9秒、シャックがレイアップ。2点を獲得するとともに、ベン・ウォーレスからファウルを受けフリースローを得る。とかく不安のあるシャックのフリースローだが、外せば敗戦濃厚と言ってもおかしくない、大事な大事なフリースローをみごとに成功。これで86対89の3点差。ピストンズはボールを運ぶとフロントコートに入って、タイムアウト。そしてピストンズの選択は、このシリーズで大活躍するビラップスだった。残り16秒、ビラップスは左45度フリースローライン付近からシュート。このシュートがリムを弾き、シャックがリバウンド。そして残り10.9秒でタイムアウト。そしてフィル・ジャクソンが試合を託したのは、コービ・ブライアントだった。
ウォルトンからパスを受けたコービは、ディフェンスのリチャード・ハミルトンのチェックを受けながら右45度に移動。そして残り2.1秒、フェイドアウェイ気味に放ったシュートは…ゴールに吸い込まれた。これで同点。まだ2.1秒残っていたが、これはピストンズがまさかのパスミスにより4Qが終了した。そしてオーバータイム。だがまさかの同点に追いつかれたピストンズは、戦う力が残っていなかった。シャックとコービの2人で10得点を奪って勝負あり。負けられないゲーム2で、辛くもだが、奇跡的な勝利をあげた。
※6月25日発売予定のHOOP8月号[150号記念号]では、NBAファイナル特集を掲載。現在で全力取材中、ご期待ください!!
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