イースト1位
ピストンズ[0-4]ネッツ
イースト2位
74 Game1:5月18日(日)
@デトロイト
76
 ジェイソン・キッドのビッグプレイによって、ネッツが敵地で貴重な1勝を手にした。1Qでのネッツは、ピストンズにミスに乗じて得意とするアップテンポな展開に持ち込み、速攻だけで18点をあげ、最大で12点のリードを奪った。しかし、2Q以降ピストンズのターンオーバーが減り、ハーフコート・オフェンスを強いられると徐々に点差がつまり、3Q6分59秒にリチャード・ハミルトンに3Pシュートを決められると、46対49と逆転されていた。3Qでのネッツは、ターンオーバーを7本犯すなどオフェンスのリズムがまったくなく、得点数がわずか12。ピストンズは3Q終盤にベン・ウォーレスのレイアップで、63対53まで点差を広げた。ところが、4Qになると、試合は1Qに逆戻ったような展開になり、速攻からケリー・キトルズのレイアップ、ケニヨン・マーティンのダンクを決めるなど、16-2の猛チャージで逆転に成功した。4Qでのピストンズは、シュートがまったく入らず、19本中17本をミス。それでも、リーグNo.1のディフェンスによってネッツの勢いを止めると、残り22秒にチャウンシー・ビラップスがドライブからマーティンのファウルを奪い、フリースローを2本決め、74対74の同点に追いついた。ネッツはタイムアウト後、ボールをジェイソン・キッドに託すと、マーティンとのピック&ロールで右のコーナーへ行くと、メメット・オクァーのブロックをかわしてジャンプシュート。これが見事に決まったとき、残り時間は1.4秒だった。ピストンズはラストチャンスで、テイショーン・プリンスからパスを受けたオクァーが、ティップインを試みたものの、これがリムを弾いてゲームオーバーとなった。キッドは19本中6本しかFGを決められなかったものの、最後の1本が勝利を呼ぶ貴重なシュートとなった。

86 Game2:5月20日(火)
@デトロイト
88
 ゲーム1同様、4Q終盤で逆転に成功したネッツが2点差で競り勝ち、2年連続のファイナルへ大きく前進した。前半は両チームのディフェンスがよく、試合は予想どおりのロースコア。ハーフタイムはピストンズが3点リードして迎えたが、逆転が13回、同点になること8回の接戦となった。3Q中盤、ベン・ウォーレスとクリフ・ロビンソンが立て続けにブロックショットを決めると、そこからチャウンシー・ビラップスは右ウイングから3Pシュートを成功。58対48とリードを2ケタとしてピストンズは、4Q序盤までこの点差を維持した。しかし、ネッツはここからケニヨン・マーティンが大爆発。3Pプレイとなる速攻からのレイアップ、フック、ジャンプシュート、速攻からのダンクなどで得点を奪い、6分5秒でネッツは2点差まで追い上げた。その後、ピストンズは何とかリードを維持してきたが、3分53秒にキッドの3Pプレイで81対81の同点。残り48秒には、リチャード・ジェファーソンのフリースロー2本で、88対86とリードした。残り29秒、ピストンズはコーリス・ウィリアムソンが短いジャンプシュートをエアボール。ネッツのオフェンスを何とか抑え、ラストチャンスを手にしたが、残り時間はわずか1.8秒。タイムアウト後、ビラップスが逆転の3Pシュートを放つが、キッドの厳しいディフェンスにエアボールに終わった。マーティンが4Qだけで16点を稼ぐ大活躍によって、敵地で見事な2連勝。ピストンズはリチャード・ハミルトンが24点をあげたものの、4Q終盤、彼を生かすオフェンスをまったく展開しなかったことには、不可解と言われても仕方ないものだった。

85 Game3:5月22日(木)
@ニュージャージー
97
 攻防両面でピストンズを圧倒したネッツが、2年連続のファイナル進出まであと1勝へと迫った。1Q半ばに、ピストンズは13対6とリードを奪ったが、ネッツがケニヨン・マーティンが速攻からの3Pプレイ決めるなど、1Qだけで14点を稼いであっさり逆転。5点をリードして向かえた2Q、序盤でアンソニー・ジョンソンが2本の3Pシュートを決めるなど、あっという間に点差が12まで広がった。その後は試合終盤までキッドがゲームを完全にコントロールし、プレイオフ自己最高の34点をあげただけでなく、12リバウンド、6アシストを記録。チーム自体も得意の速攻から32をあげ、ディフェンスでもピストンズのFG成功率39.7%に抑え込む完勝だった。ピストンズはリチャード・ハミルトンが21点をあげたものの、チャウンシー・ビラップスは7点と精彩を欠き、オフェンス・リバウンドで10本差をつけられるなど、すべての面で圧倒されていた。

85 Game4:5月24日(土)
@ニュージャージー
97
 ネッツがピストンズ相手に4連勝を果たし、2年連続のファイナル進出を決めた。王手をかけていたネッツは、1Qから主導権を握り、常に10点前後のリードを維持。ジェイソン・キッドが相変わらず速攻をクリエイトする一方、ディフェンスではピストンズのハーフコート・オフェンスをうまく封じ、3Qには15点のリードを奪った。4Q序盤、21点をあげたクリフォード・ロビンソンの3Pシュートによって6点差まで詰め寄られ、キッドが右足を捻挫するアクシデントに見舞われた。しかし、キッドはプレイを続行し、5分27秒にはジャンプシュートを決めるなど、ネッツがピストンズを再び引き離す原動力となり、残り3分のところで21点までリードを広げた。キッドが26点、12リバウンド、7アシストと大活躍したことに加え、リバウンドで51対27、速攻での得点が19対0と、ネッツは攻防両面でピストンズを圧倒しての勝利だった。このシリーズでのピストンズは、この試合でも20点をあげたリチャード・ハミルトン以外、得点面で計算できるプレイヤーが不在だった。また、シクサーズとのシリーズで、左足首を捻挫したチャウンシー・ビラップスが、実力をまったく発揮できずに終わったことが、ピストンズの敗因となった。


※日程はすべて現地アメリカの日付けです。
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