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29得点、17リバウンドと
チームをリードしたダンカン |
後半は、キッドの気迫もチームに
伝わらなかった |
37歳の大ベテラン、スティーブ・カーが4Q終盤でビッグプレイを連発したことが要因となって、スパーズが2度目のタイトルに王手をかけた。
1Qはスパーズが6本、ネッツが5本とターンオーバーの多い展開となり、両チームともなかなかリズムをつかめずにいた。試合が動き出したのは、2Q序盤だった。スパーズが3−2ゾーンを徹底的に使うと、ネッツはオフェンスのリズムを完全に失う。開始から9分21秒間でターンオーバーが2度、成功したFGの数はわずかに2本、2Q全体のFG成功率も21・1%と悲惨な状態に陥っていた。グレッグ・ポポビッチコーチが「今夜のティムはほんとうに強靭だったし、得点を奪いにいくか、チームメイトにパスするかの決断力もすばらしかった」と語るように、ティム・ダンカンは前半だけで14点、10リバウンドのダブルダブルを記録。スパーズはハーフタイムで8点のリードを奪った。
3Q10分22秒で9点差とされたネッツは、1Q序盤を再現するかのように、ジェイソン・キッドの奮闘で反撃開始。ランニングショット、2本の3Pシュート、ポストアップからのジャンプシュートを決め、スパーズの3−2ゾーンに大きなダメージを与える。ロビンソンが4つ目となるオフェンスファウル、スティーブン・ジャクソンのミスパスなど、スパーズのターンオーバーもあって、ネッツは50対49と再逆転に成功した。その後、しばらく膠着状態が続いたが、スパーズは残り2分のところから、ジノビリのフリースローをきっかけに8連続得点を記録。精彩を欠き、3Q序盤でベンチに下げられていたパーカーが、残り1分を切ったところでシュートを2本成功。スパーズは再び9点のリードを奪った。
4Q中盤まで、なかなか点差を詰められずにいたネッツは、リチャード・ジェファーソンがドライブからのレイアップを2本決めるなどの活躍によって、4分31秒に76対78まで追撃した。ところが、ケニヨン・マーティンがドライブの際にカーにボールをスティールされると、流れは一気にスパーズへ。ネッツのバイロン・スコットコーチが「ミスがあまりにも多すぎた」と悔やむのも無理はなかった。3分2秒、「試合に出ていなくても、彼は常に準備万端だ。それにどうプレイすればいいか知っている」と語るダンカンのアシストで、カーは右ウイングから3Pシュートを成功。マーティンはその後も2本連続でパスミスを犯すと、エマニュエル・ジノビリがレイアップ、カーはフェイクでキッドをかわしてのジャンプシュートを立て続けに決める。1分41秒で87対78となった時点で、スパーズは勝利を決定的なものとなった。 ダンカンは29点、19リバウンドと期待にこたえただけでなく、マリーク・ローズが14点、ジノビリが12点、カーが4Qだけで8点と、ベンチ陣の活躍が目立った。一方のネッツはキッドが29点、7リバウンド、7アシストを記録するも、18点のジェファーソン以外、チームメイトのサポートを受けられなかった。また、試合終盤でのマーティンの3本を含め、4Qで5本のターンオーバーを犯したことも、ネッツにとって致命傷となった。
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