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23得点、17リバウンドと
気を吐いたダンカン |
シュートは不調だったが
9アシストとチームに貢献 |
残り1分12秒に決勝点となるケニオン・マーティンの2本を含め、土壇場で6本のフリースローをすべて成功させたネッツが、壮絶なディフェンス・マッチを制し、シリーズを2勝2敗のタイとした。
試合序盤から両チームともなかなかオープンでシュートが打てず、1QのFG成功率は30%以下だった。試合が動いたのは2Q中盤。5分11秒、ジェイソン・キッドがレフェリーへの抗議でテクニカルファウルをコールもらうが、大黒柱の熱意がチーム全体に乗り移ったかのように、ネッツはここから激しい気迫を見せる。リチャード・ジェファーソンのカットイン・レイアップで勢いに乗り、3分32秒にジェファーソンの3Pプレイでダンカンを3ファウルになると、ケリー・キトルズがパーカーからスティールしてダンクを叩き込む。ファイナルで出番の減っていたアーロン・ウィリアムスも、ロビンソンから3つ目のファウルを奪いフリースローを2本成功。ネッツは4分41秒間で9連続得点を含む19-4という猛攻を見せ、ハーフタイムで45対34とリードを奪った。
ネッツの勢いは3Q序盤まで収まらず、9分41秒にキトルズが速攻からレイアップを決めると、点差は15まで広がっていた。スパーズはポポビッチコーチがテクニカルファウルをコールされるなど、イライラが頂点に達していた。しかし、前半10本中9本シュートをミスしていたパーカーに代わり、クラクストンがフロアに入ると、試合の流れが急変。「スピーディーはすごくいいプレイをした」とポポビッチコーチが語るように、6分58秒にリバースレイアップ、6分6秒にフリースロー2本を決め、反撃の糸口となる。さらに、4ファウルでベンチに下がったロビンソンの代わりに出てきたケビン・ウィリスが、オフェンスリバウンドからのレイアップ、ポストプレイからのジャンプシュートを決めるなど、3Qだけで6点をマーク。2分51秒には、ダンカンが3Pプレイとなるジャンプシュートを決めて1点差に詰め寄ると、3Q終了寸前にクラクストンがドライブからレイアップを決め、スパーズは12連続得点で57対56と逆転に成功した。
3Q中盤から約7分無得点に終わっていたネッツは、ロドニー・ロジャースが速攻からレイアップを決めると、ジェファーソンの2連続レイアップで逆転。4分33秒ダンカンのレイアップで再逆転すると、その後は土壇場まで勝負の行方のわからない展開となった。スパーズ1点リードで迎えた1分14秒、「何とかファウルを奪おうとした」というマーティンが、ダンカンに2度ブロックされながらもゴール下でタフなプレイを見せ、ウィリスからファウルを奪った。マーティンはこの試合6本のフリースローをミスしていたが、肝心な場面で2本とも成功させ、ネッツは73対72と逆転に成功。残り33秒でムトンボ、残り12秒にキトルズと立て続けにオフェンスリバウンドを奪うなど、ネッツはチーム全体が奮闘したことで、スパーズに逆転のチャンスを与えかった。
マーティンが20点、13リバウンド、ファイナルで不調だったジェファーソンが18点、10リバウンドと、ネッツは若手コンビが勝利に大きく貢献。「これは、絶対に勝たなければならない試合だった。最大限の努力をしなければならないのはわかっていたし、(きょうは)攻防両面でそれをやり遂げた」というマーティンのことばどおり、ネッツはチーム一丸となって戦っていた。一方のスパーズは、ベンチ陣の奮闘で15点差を逆転したものの、パーカーが3点、ジャクソンが5点、ローズが0点と精彩を欠いたことは、大きな誤算だった。
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