初代王座はジェイソン・キッド
 初めてのイベント、スキルズ・チャレンジは“ミスタートリプルダブル”と言われるオールラウンドなガード、ジェイソン・キッド(ネッツ)が優勝した。この種目、バスケットボールに必要なスキルが組み込まれ、コート1周をどれだけ早く回れるかというタイムトライアル。そのスキルとは、コーナーからスタートしてまずレイアップを決め、クロスオーバー・ドルブル(ジグザグ)でハーフラインまで進む。次に、そのままチェスト・パスで的を通過し、コーナー付近でローポストにバウンス・パスして、トップからジャンプシュート。さらに、今度はローポストからハーフラインへ向けてアウトレット・パスをし、最後もクロスオーバー・ドルブル〜レイアップというようになっている。
 予選は初の試みに標準タイムはわからないまま若手ガードのトニー・パーカーがスタート。トップからのバウンス・パスまではノーミスだったがジャンプシュートに手こずり45.5秒。これを残り4人が挑戦する形となった。2番手のステフォン・マーブリー(サンズ)はチェスト・パスがなかなか決まらずに41.9秒。3番手のキッドは堅実に35.3秒。そして、最後に登場したゲイリー・ペイトン(ソニックス)は、ベテランらしく何なく31.3秒の好タイムでゴールした。
 決勝は予選タイム上位2人のキッド対ペイトン。キッドはアウトレット・パスを2回外して不利かと思われたが、先を急いだペイトンはチェスト・パスで3回もミス。結局、堅実にこなしたキッドが初優勝した。




マジック率いるロサンジェルス・チームが勝利
 昨年、新しく加わったアトラクション、HOOP IT UP。ことしは地元アトランタ・チームとロサンジェルス・チームの戦いとなった。アトランタ・チームのメンバーは、ホークスの歴代得点数bPのドミニク・ウィルキンス、ジェイソン・テリー(ホークス)、WNBAのシェリル・スウープス(コメッツ)と有名人代表のフランキー・ムニズの4名。対するロサンジェルス・チームは、マジック・ジョンソンに、コーリー・マゲッティー(クリッパーズ)に代わって出場したマルコ・ヤリッチ(クリッパーズ)、WNBAのリサ・レスリー(スパークス)、俳優のアシュトン・クッチャー。試合が始まり、チームをリードしたのは、現役選手ではなく、マジックとドミニクの2人。ノールック・パスやアリウープなど、現役時代を彷彿とさせるプレイに会場は多いに沸いた。最終的にはロサンジェルス・チームが、23対19のスコアで勝利。賞金3万ドル(約354万円)はマジックのロサンジェルス・チームのものとなった。



ストヤコビッチが2連覇!
 予選を勝ち抜いたのは昨年の王者、プレドラグ・ストヤコビッチ(キングス)と初出場、ブレント・バリー(ソニックス)、そしてウェズリー・パーソン(キャブス)の3名。パーソンはパット・ギャリティー(マジック)とデビッド・ウェズリー(ホーネッツ)を僅差でかわしての決勝進出となった。ファイナルは安定したシューティングで得点を重ねたストヤコビッチとパーソンが同点で1位に。同点決勝はストヤコビッチの先攻だったが、途中で終了ブザーの鳴るアクシデントがあったが、観客の大ブーイングでやり直し。パーソンはカラボール(2点)が最後の一つしか決められず、16点と苦しい展開になった。気を取り直して、再度挑戦となったストヤコビッチは、出足から快調なペースを保ち、カラーボールも4か所連続でゴール。3か所目のトップ終了時点で15点とディフェンディング・チャンピオンの貫禄を見せる。最終スポットでは気が抜けたのか2本しか決まらなかったが、コンテスト最高22点の圧勝で、2年連続の3Pコンテスト優勝となった。

■コンテストリザルト
FinalFinal
Person ×○○×× ○○○○○ ○○××× ×○○○○ ○×○○○ 20
Stojako. ×○○×× ○×○×○ ○○×○○ ○○○×○ ○○○○× 20
Barry ×○○○○ ○○○○× ××○○× ×○○×× ××○○○ 17

Tiebreaker
Person ○○○○× ×○○○× ○○××× ○○×○× ×○××○ 16
Stojako. ○○×○○ ○×○○○ ○○×○○ ×○○○○ ××○○× 22

■コンテスト出場者

★パット・ギャリティー(マジック)
マジックの貴重なSF。成功率は4割を超す。

★ウェズリー・パーソン(グリズリーズ)
2年連続出場。ことしこそ、シューターNO.1になれるか!?

★ブレント・バリー(ソニックス)
00-01の3Pキング。ペジャの対抗馬となるだろう。

★プレドラグ・ストヤコビッチ(キングス)
昨年のチャンピオン。ことしも正確無比なシュートで連覇なるか。

★デビッド・ウェズリー(ホーネッツ)
185cmながら7年連続二ケタ得点をあげるウェズリーのシュートは本物だ。

★アントワン・ウォーカー(セルティックス)
入りだしたら止まらない。波に乗れば、優勝候補NO.1だ。


■シュートアウト・コンテスト歴代優勝者

1986 ラリー・バード(セルティックス)
1987 ラリー・バード(セルティックス)
1988 ラリー・バード(セルティックス)
1989 デイル・エリス(ソニックス)
1990 クレイグ・ホッジス(ブルズ)
1991 クレイグ・ホッジス(ブルズ)
1992 クレイグ・ホッジス(ブルズ)
1993 マーク・プライス(キャブス)
1994 マーク・プライス(キャブス)
1995 グレン・ライス※(ヒート)
1996 ティム・レグラー(ブレッツ)
1997 スティーブ・カー※(ブルズ)
1998 ジェフ・ホーナセック(ジャズ)
1999 オールスター開催せず
2000 ジェフ・ホーナセック(ジャズ)
2001 レイ・アレン※(バックス)
2002 プレドラグ・ストヤコビッチ※(キングス)
2003 プレドラグ・ストヤコビッチ※(キングス)

※印は現役プレイヤー



J‐RICHが2連覇!
 ライジング・スターズ・スラム・ダンクと名称が変わり3年目の選手が名前をあげる催しとなったスラムダンク・コンテスト。昨年の王者、ジェイソン・リチャードソン(ウォリアーズ)に一昨年の王者、デズモンド・メイスン、優勝宣言をしているリチャード・ジェファーソン(ネッツ)、アマレ・ストウダマイヤー(サンズ)の4人が出場した。
 1回戦。それぞれ、2本ずつのダンクを試技。スピード、高さとも他の選手に比べて若干見劣りしていたジェファーソン(74点)と2本目のダンクを失敗してしまったストウダマイヤー(79点)が1回戦敗退。リチャードソンは2本のダンクとも50点満点をマークした。そして決勝は、メイスン、リチャードソン優勝経験者同士の戦いとなった。ソニックスのメイスンは、1本目でボールを空中で足の間に通してから左手で豪快なダンクを決め、50点満点をマークする。一方、リチャードソンは1本目、46点に。そして、2本目のダンク。47点以上をマークすれば、2度目の優勝が決まったメイスンが43点に終わると、1本目で46点だったリチャードソンは、ベースラインからロブパスをすると、それを空中でキャッチした後ボールを足の間を通して左手でダンク。これが50点満点となり、みごと2連覇を達成した。


■コンテスト出場者
★デズモンド・メイスン
(ソニックス)
01年のチャンピオン。スピード感あるダンクで2度目の王座に付くか!?
★ジェイソン・リチャードソン
(ウォリアーズ)
ウォリアーズを担う若手。昨年の王者の豪快なダンクに注目だ!
★リチャード・ジェファーソン
(ネッツ)
2年目の今季、ついにブレイク! 優勝宣言している。
★アマレ・ストウダマイヤー
(サンズ)
高卒選手の記録を作りそう。ジャンプ力はリーグ有数。


■スラムダンクコンテスト歴代優勝者

1984 ラリー・ナンス(サンズ)
1985 ドミニク・ウィルキンス(ホークス)
1986 スパッド・ウェッブ(ホークス)
1987 マイケル・ジョーダン(ブルズ)
1988 マイケル・ジョーダン(ブルズ)
1989 ケニー・ウォーカー(ニックス)
1990 ドミニク・ウィルキンス(ホークス)
1991 ディー・ブラウン(セルティックス)
1992 セドリック・セバロス(サンズ)
1993 ハロルド・マイナー(ヒート)
1994 アイザイア・ライダー(ウルブズ)
1995 ハロルド・マイナー(ヒート)
1996 ブレント・バリー※(クリッパーズ)
1997 コービ・ブライアント※(レイカーズ)
1998 オールスター開催せず
1999 開催せず
2000 ビンス・カーター※(ラプターズ)
2001 デズモンド・メイスン※(ソニックス)
2002 ジェイソン・リチャードソン※(ウォリアーズ)
2003 ジェイソン・リチャードソン※(ウォリアーズ)

※印は現役プレイヤー