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大型トレード、ジョーダン復帰で混戦状態に今季も大本命となるはずだったシクサーズは、オフにアレン・アイバーソンがひじを手術、アーロン・マッキーも足を手術、ともに開幕は微妙。復帰を果たしたとしても、しばらくは本調子といかないだろう。加えて司令塔のエリック・スノウも故障してしまい、復帰は2月予定と厳しい状況だ。 またヒートは、ティム・ハーダウェイを放出し、アンソニー・カーターを新PGとして開幕を迎えるはずだったが腹部を痛め戦線離脱。問題児といわれるロッド・ストリックランドを獲得している。大黒柱、アロンゾ・モーニングは健在であるが、第2の得点源であるエディー・ジョーンズは手術した肩の療養中でプレシーズンには出場していない。両チームとも、厳しい開幕となりそうだ。 一方で明るい話題を持つのがネッツ、マジック、ウィザーズ。ネッツはステフォン・マーブリーとのトレードでリーグ屈指のPG、ジェイソン・キッド(サンズ→)を獲得。さらにインサイドのスターターとして、NBAファイナルでその名をあげたトッド・マッカラー(シクサーズ→)を迎え入れた。キース・バン・ホーンとキッドを中心で善戦が予想される。 マジックは、パトリック・ユーイング(ソニックス→)、ホーレス・グラント(レイカーズ→)を獲得しインサイド強化に成功。最もプラスな点はグラント・ヒルの復帰だろう。昨シーズンのMIP、トレイシー・マクグラディー、新人王のマイク・ミラーがいて、戦力的には一気にディビジョンのトップとなった。 そして、ウィザーズ。すでにご存じのとおり、マイケル・ジョーダンが2度目の現役復帰。38歳という年齢から、そのプレイを疑問視されているが、プレシーズンは1試合41得点もマーク。まったく問題とならないだろう。ただし、NBAはジョーダン一人で勝てる世界ではない。脇役となるプレイヤーたちの頑張りがキーとなるだろう。 最後にニックス。プレシーズン直前にラリー・ジョンソンが引退を発表、インサイドはさらに弱体化してしまった。しかし今季もラトレル・スプリーウェル、アラン・ヒューストンの2人を中心としたアップテンポなオフェンスでそのハンデを感じさせないことだろう。 ディビジョン有数の戦力となるはずだったシクサーズ、ヒートの故障者続出により、今シーズンのアトランティックは、例年以上の混戦となるはずだ。 |
バックス、ラプターズがディビジョンをリード昨シーズンのプレイオフ・カンファレンスセミファイナル4チームのうち、セントラル・ディビジョンが3チームと有力チームがひしめくセントラル・ディビジョン。その中で、トップを争うと思われるのは、バックスとラプターズ。大物移籍が相次いだオフであったが、バックスは、ほとんど補強を行っていない。PGサム・キャセール、SGレイ・アレン、SFグレン・ロビンソンのビッグ3、シックススマン役のティム・トーマスという現有メンバーで十分戦っていけるということだろう。またウワサが出ているFAのアンソニー・メイスンを獲得すれば、さらなる戦力アップとなる。 ラプターズは、この夏にフリーエージェントとなっていたアルビン・ウィリアムス、アントニオ・デイビスとの契約に成功。さらにエース、カーターとの延長契約も締結し戦力ダウンを阻止した。また大センター、アキーム・オラジュワン(ロケッツ→)も獲得している。プレイオフでシクサーズをあと一歩まで追いつめたポテンシャルは、イースト・トップの実力であるはずだ。ただし、チームの精神的リーダーであったチャールズ・オークリー(→ブルズ)の移籍は気になるところだ。 昨シーズンのプレイオフで、強豪と見られていたヒートに3連勝を果たしたホーネッツは、得点源となるジャマール・マッシュバーンを中心に今シーズンに挑む。大きな戦力補強はしていないものの、変わらぬ顔ぶれで安定感ある戦いをするはずである。 ピストンズは、昨季リーグ2位の29.8得点をマークしたジェリー・スタックハウスがエース。また、オフにはSFからセンターまで務めることのできるオールラウンダー、クリフ・ロビンソン(サンズ→)を獲得。弱点といわれるフロントラインを補強した。リーグ有数のリバウンド力を持つベン・ウォーレス、ガードのチャッキー・アトキンズがオフェンス面で成長すれば、プレイオフへ進出するはずだ。一昨年のイースト王者であるペイサーズは、レジー・ミラー、ジャレン・ローズの強力コンビが今季もチームをリードする。ジャーメイン・オニール、ジョナサン・ベンダーら若手も着実に成長している。オースティン・クロシェアーが調子を取り戻せば、ペイサーズは再び強敵となるだろう。同じく台風の目となる可能性があるのはホークスである。昨シーズン、ディケンベ・ムトンボとのトレードでセオ・ラトリフ、トニー・クーコッチを獲得したが、この夏にはシャリーフ・アブドゥル=ラヒムが加入、戦力は整った。ナジー・モハメドも爆発の予感がある。 チームの大黒柱であった、エルトン・ブランドを放出し、ドラフト2位のタイソン・チャンドラーを獲得したブルズ。チャールズ・オークリーという若いチームをリードできるベテランは入ったものの、今季は昨季以上に苦戦を強いられることなる。そして昨季、開幕ダッシュを決めたものの、尻すぼみとなってしまったキャバリアーズは、大きな戦力補強はできず、こちらも苦しい展開となる見込みだ。今シーズンのセントラルは、バックス、ラプターズの2チームを筆頭に、ホーネッツ、ペイサーズ、ホークスらが後を追っていく形となるだろう。 |
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ジャズ、スパーズの2強にマブスも激突ミッドウエスト・ディビジョンの2強チーム、スパーズとジャズはことしも健在だ。 デビッド・ロビンソン、ティム・ダンカンのツインタワーは、今シーズンもインサイドを支配していくだろう。チーム2位のスコアラーであったデレク・アンダーソン(→ブレイザーズ)をトレードで放出したものの、PGもこなせるシューター、スティーブ・スミス(→スパーズ)が加入し、戦力的なマイナスはほとんど無いだろう。同じく安定感はリーグ随一であるジャズ、今シーズンもカール・マローン&ジョン・ストックトンのやる気は高まっているはずだ。“今シーズンこそ”、悲願の悲願の悲願の…となっているチャンピオン・リングを勝ち取りたいところだ。オフェンス面では、昨シーズン急成長を見せたドニエル・マーシャルも2人を助けることだろう。 ケビン・ガーネット率いるウルブズも侮れない存在だ。シックススマンとして活躍していたラフォンゾ・エリス(→ヒート)はチームを去ったが、契約違反で1シーズン、チームを離れていたジョー・スミスが戻ってきている。安定感あるガーネットがいつもどおりの数字を残していけば、6年連続となるプレイオフ進出は固い。 プレイオフでジャズに大逆転勝利を演じたマーベリックス。マイケル・フィンリー、ダーク・ノビツキー、スティーブ・ナッシュがことしもチームの中心となる。この夏、ベテランPGのティム・ハーダウェイ(ヒート→)、マグジー・ボーグス(ニックス→)を獲得している。経験を積んでいる2人が、まだ若いナッシュをサポートしていくだろう。 楽しみとなるのはフランチャイズを移転し心機一転スタートするメンフィス・グリズリーズだ。シャリーフ・アブドゥル=ラヒム(→ホークス)、マイク・ビビー(→キングス)というチームの柱をトレード。ジェイソン・ウィリアムス(キングス→)を新チームの司令塔役とし、NCAAで優勝したドラフトの目玉、シェーン・バティエーと欧州のFCバルセロナのパウ・ガッソルを獲得。チームもうまくいっているようで、プレシーズンでも10月25日現在で4勝2敗と好成績を収めている。 不運にも故障者が出て、厳しいシーズンを迎えそうなのは、ロケッツとナゲッツだ。ロケッツは延長契約を交わしたばかりのPF、モーリス・テイラーがひざのじん帯を断裂(シーズン中の復帰は微妙)。ナゲッツもオールスタープレイヤーのアントニオ・マクダイスがじん帯断裂(2月中復帰予定)している。得点源となっている両チームのスターPG、スティーブ・フランシス(ロケッツ)、ニック・バン・エクセル(ナゲッツ)の頑張りに期待するしかないだろう。 |
実力チームぞろい、レイカーズ3連覇を阻止するのは…何よりレイカーズの3連覇に注目が集まるだろう。シャキール・オニール、コービ・ブライアントとリーグのスーパースター2人を擁するメンバーは今シーズンも超強力。しかし、不安な点も多い。まずはデレク・フィッシャー故障によるPGの不足。ただ、昨シーズンもフィッシャー不在のまま戦い、連覇を達成しており、こちらはあまり問題ないだろう。PF不在もコマ不足だ。そのためサマキ・ウォーカー、ディッキー・シンプキンズ、ジェラニ・マッコイを獲得している。オフェンス力はすでにリーグトップのものを持っているだけに、チーム全体のディフェンス力が3連覇へのキーとなるだろう。 対抗馬としては、ブレイザーズだ。金満チームといわれるだけあり、ほかのチームへ行ったら、スターターとなれるプレイヤーがそろっている。あとは新ヘッドコーチとなったモーリス・チークスの采配しだいといってもいいだろう。そして昨シーズン、テクニカル・ファウル新記録を作ったラシード・ウォーレスがおとなしくプレイだけに集中してくれれば、チームはもっと強力になる。この2強に次ぐチームと目されるのが、キングスである。リーグ最強のオフェンス力とも言われる、このチーム。大黒柱クリス・ウェバーに、昨シーズン一皮むけたプレドラグ・ストヤコビッチの得点力はすごいのひと言。トレードで加入のマイク・ビビー(グリズリーズ→)は、ジェイソン・ウィリアムス(→グリズリーズ)と比べれば派手さこそない。しかし持ち味の安定感はチームにより多くの勝利数をもたらすだろう。移籍したステフォン・マーブリーがPGとなるサンズもコマはそろっている。SGにアンファニー・ハーダウェイ、SFにショーン・マリオン、PFにロドニー・ロジャースとこちらもオフェンス力はかなりのものだ。トニー・デルク、ダン・マーリー、トム・ググリオッタ…とバックアップの層も厚い。昨シーズン、大躍進を果たしたクリッパーズはPFにエルトン・ブランドを獲得。ラマー・オドム、ダリウス・マイルスらとともに若さを生かして全力でゲームに望んでいくだろう。昨シーズンの31勝を超える数字も可能性ある。 ソニックスは、ゲイリー・ペイトン、ブレント・バリー、デズモンド・メイスンとガード陣は豊富。SF、ラシャード・ルイスも安定したプレイをしている。毎年問題となっているが、ビン・ベイカーの復調がカギとなってくるだろう。そしてアントワン・ジャミソン、ラリー・ヒューズのいるウォリアーズは、今シーズンを迎えるにあたって、ドラフトで有望なジェイソン・リチャードソンを獲得した以外、補強といった補強を行っていない。今シーズンもドアマットとなる可能性は高い。 |