2006.08.25
sayonara
波乱の最終日@D組は、中国が大逆転ブザービーター3ポイントでスロベニアを下した試合から始まった。そこまで不発だったガードのワン・シペングの3ポイントがゴールに吸い込まれると、中国の選手たちは歓喜で抱き合い、中国人メディア応援団も狂喜乱舞だった。対するスロベニアはお葬式のよう。ミックスゾーンでコーチの一人がスロベニアの記者たちの取材を受けてはいたけれど、それ以外は記者会見もコーチ、選手ともに行かず、ミックスゾーンでもほとんど誰も話していなかったと思う。ガード選手2人を除いて、全員がさっさとバスに乗ってホテルに引き上げていったらしい。
とはいえ、スロベニアにはまだチャンスが残されていた。細かい説明は省くが、要はプエルトリコ対イタリアでプエルトリコが勝てばプエルトリコがグループ3位、負ければスロベニアがグループ3位で決勝トーナメント進出。中国はどちらにしても4位決定なので、スロベニアやプエルトリコにとっては3位(決勝トーナメント進出)か5位(予選敗退)のどちらか、だったのだ。
イタリア対プエルトリコ戦、実力的に見ればイタリアのほうが上。とはいえ、イタリアは勝っても負けても順位が変わらないのに対して、プエルトリコにとってはがけっぷちの1戦で、当然気合が入っている。そんなわけで、試合は最初から最後まで接戦。しかし、残り1分余り、イタリア3点リードの場面で速攻に飛び出したアロヨはトラベリングを取られてしまった(試合後のアロヨいわく、「あれはファウルだった」とのこと)。最後ブザービーターで狙ったアロヨの3ポイントが外れて、プエルトリコの予選敗退が決まった。
試合後に知ったのだが、実はこの世界選手権はプエルトリコのトロHCにとって最後の代表監督大会だった。私がこれまで見てきたプエルトリコはいつもトロHCとアロヨがセットだっただけに感慨深い。プエルトリコにとってひとつの時代が終わった。





