2006.07.27

Team USA (6) 15人決定


 25日、アジア行きのメンバー15人が発表になった(15人の名前はこちら)。
 外れたのは、ルーク・リドナー、アダム・モリソン、そして膝の痛みのために今回は辞退することにしたショーン・マリオン。マリオンはアメリカでただ一人、4年前の世界選手権と、2年前のオリンピックの屈辱を両方経験している選手だけに、今年の世界選手権にかける思いはひとしおだったと思うのだが、キャンプ最後の2日間になって痛みが酷くなったようで、無理をせずに大事をとることにしたらしい。
「こうなったのは残念だけど、僕もまだこのチームの一員だ。このチームはもう家族のようなものだし、応援している」とのこと。
 世界選手権もだけれど、ラスベガスにあるUNLV出身の彼にとっては次の合宿の仕上げに行われるプエルトリコとのエキジビションゲーム@ラスベガスに出られないのも残念だったことだろう。ラスベガスでのラジオでも盛んに「ショーン・マリオンがいるTeam USAの試合」と言って宣伝していたのに。

 ところで、ずっとアジアに行くのは15人だと発表されていたのだが、その一方でコーチKは「アジアに行ってから(故障のために)選手をさらに呼び寄せなくてもいいように」とか、「(アジア行きのロスターの)15人という数にこだわっているわけではない」と言っていたので、もしかしたらとは思っていたら、案の定。実はジェリー・コランジェロとコーチKは、マリオンが怪我のために辞退するまで、アジアへは16人連れて行くつもりでいたらしい。つまりマリオンが辞退したおかげで残った選手がいるわけではなく、単にこの段階でロスターが16人が15人に減ったということだ。
 ちなみに、大会の最終ロスター12人の登録期限は大会開始の24時間前、つまり8月18日。しかし、実際に12人に減らすのは韓国から日本に向かう前になるだろうとのこと。韓国での最後の練習がある16日かな。いったん12人を登録したら怪我でも大会途中の交代はきかないので、12人から外れた3人は日本には行かず、韓国からアメリカに戻ることになる。こうやって目的地に着くまでに人数が減っていくのって、なんだかウルトラクイズのようでもあり…(「NYに行きたいか~」ではなく、「さいたまに行きたいか~」が合言葉)。

 オマケとして、25日の取材から小ネタを2つほど。
●24日、ブルース・ボーウェンの携帯に、スパーズのチームメイト、ティム・ダンカンから15人入りを祝福する電話があったという。アテネ五輪で審判の笛に苦しんだダンカンだけに、何かボーウェンにアドバイスがあったかと思って聞いたら、「特にアドバイスはなかったけれど、祝福してくれて、自分たちが経験したようなことがないようにと言ってくれた」とボーウェン。
 ボーウェンはディフェンス力、3ポイントシュート力に加えて、ベテランのリーダーとしてこのチームには必要な選手。海外リーグでの経験もあり、違う環境でプレーするのにどういうことが必要かもわかっている。故障など何かない限りは12人に入るはず。
●エルトン・ブランドの目下の悩みといえば、もし日本行きの12人に入った場合、そのまま9月末まで日本に残って、来季のクリッパーズのキャンプ地であるロシアに日本からまっすぐ行くべきか、それとも長時間の飛行機と時差調整を一回余分に経験してでも一度ロスに戻るべきか。「日本からロシアは何時間くらい?」「日本からロスは何時間だっけ?」と、私たち、日本人記者(といってもこの日は私とY記者の2人だけだったが)相手に情報収集していた。エルトンが大会後も日本に2週間も滞在してくれたら日本のファンにとっては嬉しいけれど、あの日本の夏の暑さを経験したら、「やっぱりロスに帰る」と言い出すに違いない。


Posted by Yoko Miyaji at 20:09  2006 FIBA 世界選手権