2006.03.25

March Madness

 アメリカはMarch Madness真っ盛りである。ふだんはNCAAの結果を追いかける余裕もないくらい忙しいNBA関係者(含NBA選手)も、この時期ばかりは特別だ。
 きょうのレイカーズ対バックスの試合を、ワシントン・ウィザーズのカロン・バトラーが見に来ていた。バトラーは昨季レイカーズにいた選手。明日の昼間にクリッパーズとの試合があるので今夜からLAに滞在していて、元チームメイトたちの試合を見に来たというわけ。でも、ちょうどレイカーズ戦と同じ時間にバトラーの母校、コネチカット大の試合をやっていたから、そっちも気になってしょうがない。最後はついに我慢できなくなって記者席にやってきて、記者席の上にあるテレビで母校の応援をしていた。この時点でコネチカット大対ワシントン大の試合は残り19秒、76対80とコネチカットが4点負けている厳しい状況。テレビに向かって、「カモ~ン、頑張れ」と声援を送っている。すぐ目の前のコートではレイカーズも接戦を戦っていたのだけど、もうそっちのけ。それでも、さすがに少し遠慮がちに応援していたのが、タイムアップ寸前にコネチカット大が3点シュートを決めて同点に追いつくと、大声で"Yeah!"と叫んで、ガッツポーズ。そのまま試合が延長に入ると、「この試合はもうもらったな」と言い残して、会場を後にしていった(レイカーズ戦はまだ続いていたのだけど)。

 NBAでも、この時期はプレイオフのシード争いや、プレイオフ出場をかけた争いの正念場で、別の意味でのMarch Madnessと言ってもいいかも。プレイオフ出場ギリギリのところにいるレイカーズは、バックスに勝利して3連勝。試合後、囲み取材が一段落したところでコービーに、「お父さん(東京アパッチのヘッドコーチ、ジョー・ブライアント)とは連絡を取っている?」と聞くと、2日前に話したばかりだという。それだけに、アパッチがプレイオフに向けてシーズン最後の正念場に入っていることもよく知っていて、「お互いに、この時期はplayoff push(プレイオフに向けて最後の追い込み)の大事な時期だ」と言っていた。コービーとジョーの親子は、コービーの結婚に関する意見の食い違いで一時期疎遠になっていたことがあるのだけれど、どうやら、今ではすっかり元通りの仲良し親子に戻ったようだ。
 仲良し親子といえば、コービーの家族話でもうひとつ。2日前の試合後、ロッカールームの囲み取材中、コービーのジャケットの胸に、小さなディズニーのお姫様シールが貼られているのを発見。まじめに試合の分析をしているコービーのコメントを聞きながら、その場とは不釣合いなお姫様シールが気になって気になってしょうがなかった。囲みが終わったあとに聞いてみたら、やはり3歳の娘、ナタリアがくれたのだとか。カッコつけ(?)のコービーも、目の中に入れても痛くないほどかわいがっている娘(この子が、また本当にカワイイのだ)からもらったシールとなれば、たとえそれがお姫さまシールでも取るわけにはいかないようだ。


Posted by Yoko Miyaji at 18:19  NBA