2005.12.10
ピッペン永久欠番セレモニー
12/9、ユナイテッド・センターでスコティ・ピッペンの永久欠番セレモニーが行われた。前日には大雪が降り、当日は最高気温も零下とぐっと冷え込んだシカゴらしい気候。私も、LAに引っ越して以来、クロゼットにしまいこんでいた分厚いダウンのコートを持って取材に行ってきました。
これは試合の約2時間前、開場前です。右側のゴールではブルズ選手がシュート練習をし、中央でラバブルズが、左端ではラバブルズに対抗(?)する人気チア、マタドアズが踊りの練習中。コートにはこの日のセレモニーのために、ピッペンの背番号である「33」の上にピッペンのサインがデザインされたシールが貼ってあります。
左はセレモニー前のバナー。よく見ると、あいた空間の上にピッペンのバナーが丸められて準備万端になっているのが見えます。
右はセレモニーでバナーを下ろしたところ。ジョーダンとフィル・ジャクソンの間という、とてもピッペンにふさわしい場所におさまっています。
これは少しわかりにくいかな。一番左端に、ひとつポツンとかけられているのは前GM、ジェリー・クラウスのバナー。実はこれ、フィル・ジャクソンの隣にかけられていたのですが、ピッペンのバナーをジョーダンとジャクソンの間に入れるためにひとつだけ横に動かされてしまったようです。写真右下、奥のほうにチラっと見えるのが4番のジェリー・スローン、その隣に10番のボブ・ラブのバナーなので、左上の写真と見比べれば位置関係がわかるかな。
ちなみに、この永久欠番セレモニーにはクラウスの姿はなし。ピッペンが彼の出席を嫌がったなんていう噂もまことしやかに流れていて、まぁ、彼らの関係を考えるとそれもありえるかなとは思えるのだけれど、このバナー・ポツンはちょっと寂しそうで気の毒。果たして、後日、また配置を変えるのか、それとも次の永久欠番の番号が増えるまではこの「ポツン」状態が続くのか、この先ユナイテッド・センターに行く機会がある方はぜひ確認してきてください。
セレモニーについては、雑誌の記事にも書くので、余談をいくつか。
* レイカーズ戦で永久欠番のセレモニーをしたというのは、レイカーズのヘッドコーチがフィル・ジャクソンだということを考えても一番ぴったりなタイミングだったのだけれど、それだけではない。ピッペン自身がこの秋にはレイカーズのトレーニングキャンプで特別コーチを務めていたのでレイカーズ選手たちにとっても関係深い存在。そして、2年前に引退するまでブルズでプレーしていたから、もちろんブルズ選手にとっても単なる過去の人というわけでもない。そんなわけで、ハーフタイムに行われたセレモニーは、両チーム選手ともにコートに出てきて見学していました。
* ピッペンの親友でもあるホーレス・グラントもセレモニーに駆けつけていました。何でも、今はカリフォルニア州サンタバーバラ近くに住んでいるそうで、引退生活を満喫しているとのこと。セレモニー出席のために前日にシカゴに来たのはいいけれど、ちょうど大雪に巻き込まれて夕方到着予定が夜中になってしまったのだとか。しかも到着後の空港にはタクシーのところに長~い列ができていて、「知っている限りのハイヤー会社に電話した。大変だった。雪のことはもう言わないでくれ…」と、ウンザリの表情。陽気なホーレスは未だにシカゴの取材陣の間でも選手の間でも人気者で、試合前はずっと廊下で多くの記者と立ち話。かつてチームメイトだったことがあるコービーも、ホーレスとはニコニコ嬉しそうに話をしてました。
* 東京アパッチのプログラムをピッペンに上げようと思って持って行ったのだけど、残念ながらピッペンに直接渡す機会はなく、なので、まずはホーレスに見せてみました。ピッペンと昔から親しい彼なら、ピッペン甥でアパッチの選手、ウィリアム・ピッペンのことも知っているかなと思って。昔、まだホーレスやスコティがブルズに入ったばかりで、ウィリアムがちっちゃな子供だった頃に会ったことがあるらしい。彼がバスケをしていることすら知らなかった様子で、「え、これがあのちっちゃかったあの子? 年を感じるな~」としきりと驚いていた。
ちなみに、そのプログラムは試合後にコービーにあげた。コービーは「Dadのチームの? くれるの? Thank you, thank you」と大喜び。コービーはピッペン甥もいるチームだということも知っていたし、アパッチのことをお父さんからいろいろと聞かされているようでした。





