2005.11.28
スタッツ
この週末はまたアルバカーキに来ています。田臥選手が所属するサンダーバーズのシーズン3戦目と4戦目の取材です。
ところで、皆さんはアルバカーキを英語で綴れますか? いつの間にか在米年数が20年に近づいている私ですが、今月の頭まではAlbuquerqueの綴りは知りませんでした。さすがにこの1ヶ月間で約10日間の滞在をしたこともあってソラで綴れるようになりましたが。長い地名なので、地元の人は、省略形として空港コードでもあるABQをよく使うようです(以上、マメ知識でした)。
そんな、どうでもいい余談で書き出したのは、いったいこの2試合のことをどう書いたものか悩んでしまうから。といっても、田臥選手が活躍しなかったというわけではなく、むしろ、かなり活躍。特に25日の試合では勝利を引き寄せたといってもいいくらい。地元ファンの間でもあっという間に人気選手となってます。
しかし、問題はスタッツ。
-----愚痴警報。ここから先、ちょっぴり愚痴が入ってます----
シーズンが始まって4試合。どの試合もスタッツに間違いが多くて、しかも試合終了後にもらうボックススコアとウェブに掲載されるボックス、さらには試合終了後に修正してオフィシャルスコアとなるボックスがそれぞれ微妙に違う。しかも、それはまた、私が自分で試合中にメモをつけているものともまたさらに違う。うーん、困った。いったいどれを元に記事を書くべきなのか。特に、田臥選手が活躍した25日の試合(第3戦)のスタッツがひどい。田臥のFGが、私のメモでは2/3(これは田臥選手自身の記憶とも合致)、試合直後に出たスタッツでは3/5、そして1日たってようやく出てきた「公式」スタッツでは1/5。
混乱の元は、タルサやアルバカーキのようなDリーグが新設されたチームでのスタッツクルーが、これまでNBAのシステムでスタッツをつけた経験がないということ。クルー自体は、大学の試合などでスタッツをつけている熟練した人たちなのですが、それでもNBAのシステムは独特なので、入力の仕方やスタッツのつけ方に戸惑い、間違えているようです。本当ならもっとプレシーズン試合を数多く戦って、チームとしてもスタッフの側も「予行演習」をしてから本番に入るべきなのでしょうが、いくらNBA傘下といってもマイナーリーグ。そこまでは経費をかけていられなかったようです。しかも、せっかくアルバカーキで行われたプレシーズン試合だったのに、オフィシャルテーブルに電気が来ていなかったという理由でスタッツがつけられていなかったし。
ま、これがほかのマイナーリーグなら、もしかしたらうやむやにボックススコアは出さずに終わらせるところかもしれないけれど(実際にABAではボックスを出してくれないチームも多かった)、そこはNBA傘下にあるDリーグ、最後には何とかつじつまをあわせて、「公式」のオフィシャルボックスを出さなくてはいけない。そこでビデオを一から見直してやってくれればいいのですが、さすがにそこまで時間はかけていられないらしく…。こればかりは、シーズンが進むにつれて改善されるのを待つばかり。
そんなわけで、各媒体、どの時間で書いたか、どこまで公式にこだわるかによってスタッツが違ってきてます。こういった現場の事情は、雑誌媒体ではあまり詳しく説明するだけの誌面の余裕もないので、愚痴交じりでしたが、あえてこの場で書かせてもらいました。
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さて、そんな愚痴はさておき。クーパーHCの田臥の起用は、3番手、あるいは2番手のポイントガード。短い時間でテンポを変えさせ、ディフェンスでミスマッチを突かれて連続してやられてしまったり、守りに入りたい場面では田臥を下げる、といった感じ。それだけに、ほかのポイントガード(テイラー、ブランド)に比べて出場時間は少なめですが、効率よくインパクトは残しています。きょうの第4戦では、少々強引すぎるくらいに攻め込む場面もあって、結局はミスしたりブロックされたりで裏目に出てしまったのですが、少し前まで「攻撃の積極性がない」と言われていただけに、そういう姿勢が表に出てきただけでも変化、成長と私は感じました。
本人もブログで書いてましたが(これ、実は試合直後に私が聞いた質問に対してのコメントでもあったのですが)、活躍できているだけにもっと試合に出たいという気持ちもあるでしょう。でも、考えようによっては、マイナーリーグにいながら、NBAにあがったときと同じ役割でプレーできているということは、マイナーリーグではかなり幸運なことだとも思います。何しろ、NBAに行けばSGあるいはSFなのに、マイナーリーグではインサイドをプレーしなくてはいけない選手も大勢いますから。
開幕から4試合を見て、何よりも印象的だったのは、田臥本人がマイナーリーグであるということで気落ちすることもなく、明るく前向きにプレーし続けているということ。ベンチに座っている間のタイムアウトでも率先してベンチから出て、味方選手をハイファイブで迎えていて、見ていて気持ちいいくらい。そういう姿勢というのは見る人は見ているはず、と思います。





