2005.11.12

プレシーズン試合

 アルバカーキ・サンダーバーズのプレシーズン試合を取材。Dリーグ8チームのうち4チーム(オースティン、フォートワース、タルサ、アルバカーキ)がアルバカーキに集まり、2試合がいっぺんに行われました。実はこの4チーム、実はオーナーが同じ人です。そのあたりの話は、また機会をあらためて…。

 試合は今ひとつピリっとせず、バタバタとした試合でした。正直言って、この1週間見ていた練習のほうがまだ面白いくらい。今はまだヘッドコーチのマイケル・クーパーも各選手がどんな個性や才能を持っているか見極め、どうやって17人→12人にカットするかを見定めていた時期だったので、しかたないのかもしれません。試合後のクーパーも意外なほど前向き。開幕まであと1週間の練習でどれだけチームを作ることができるのか、お手並み拝見です。 

 試合運営自体もいろいろと不備が多く、メディア席なし、ボックススコアもなし(スコアラーズテーブルのところに来るはずだった電気が来ていなかったとか)、24秒クロックも作動せず。2週間後の開幕戦までには修正するとのことでしたが…。ま、私もこの数年マイナーリーグ、特にABAを取材してきて、こういった運営の拙さには慣れ、だいぶ辛抱強くなりました。こういうのを経験すると、取材しやすい環境を作ってくれているNBAがとてもありがたく感じます。取材する側の私でそう感じるのですから、プレーする田臥選手はよけいにそういったことを感じていることでしょう。

 運営の拙さといえば、この左の写真、どこかおかしいと思いませんか? そう、両チームとも同じような色を着ているのです。ユニフォームは背番号が間に合わなかったのか、練習ウェアを着ての試合だったのですが、こちらも急遽背番号をつけたようで、どうやらどちらのチームも濃色のほうに背番号をつけて、リバーシブルのシャツの裏側(白)に背番号を付けていなかったのでしょう。田臥選手も、顔を見ないと味方かどうかわからなくてやりにくかったとのこと。そりゃ、そうでしょう。こんな状態で進めてしまうところが、何とも大雑把なアメリカン。

 それはともかく。きのう12人(NBAチーム、フェニックス・サンズからアサインされているディジョン・トンプソンは除く)までカットされたロスターですが、開幕の前日、11/17の東時間午後5時までにあと2人がカットされます。あまりこういうことはしないのですが、ズバリ予想してしまうと、田臥選手は10人枠に残るはず。おそらく2番目のポイントガードとなるでしょう。ただし、控えだからと言って必ずしも先発のポイントガード(マーカス・テイラー)のほうが田臥よりもNBAに近いとも思いません。Dリーグのドラフト9巡目まで指名されなかったということで、ちょっと拍子抜けした人もいるのではないかと思いますが、実際に田臥より早い順位での指名選手でも、サイズばかり大きくて、まったく使いものにならない選手もいたり(一人だけ先にカットされました)、ドラフト順位とNBAへの距離はあまり関係ないな、というのが実際にプレーを見ての印象。

 というところで、私は明日いったんLAに戻ります。激動のマイナーリーグの取材も面白いのですが、そろそろNBAの取材もしなくては。…と、その前に原稿だ。


Posted by Yoko Miyaji at 23:50  D-League】 , 【Japanese players in USA