2005.09.22

FIBA ヨーロッパ選手権レポート (1)

 デトロイト在住のライター、青木崇氏が、ベオグラードで行われているFIBAヨーロッパ選手権の決勝ラウンド取材に行っています。来年夏に日本で行われる世界選手権出場チームを決める大会だけに日本のファンにとっても様子が知りたいところ。その割に日本語での情報露出はまだまだ少ないので、このブログにもレポートを送ってもらうことにしました。
 1回目のレポートは、エリミネーションラウンドでフランスに敗れ、決勝ラウンド進出を逃したセルビア・モンテネグロについてと、今夜の2試合の展望です。
 ヨーロッパからの世界選手権出場枠は6。決勝ラウンド進出は8チーム。つまり、セルビア・モンテネグロは、決勝ラウンドに進出できなかった時点でヨーロッパ枠での世界選手権出場を逃したことになります(まだ招待枠での出場の可能性も残っているので、完全に出場できないと決まったわけではありませんが…)。(宮地)

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青木崇のFIBA ヨーロッパ選手権レポート from ベオグラード (1)

newspaper  セルビア・モンテネグロのコーチは、フランス戦に敗れ、世界選手権出場を逃した後の会見で、プレイヤー同士の人間関係がひどかったことを暴露。また、辞任することも明らかにしました。試合後のロッカーでは、マルコ・ヤリッチとイゴール・ラコセビッチ、ブラデミール・ラドマノビッチとデヤン・トマセビッチが乱闘をしたという報道が出ました。写真の新聞紙面をホテルの人に聞いたところ、大見出しは「青いギャングたち」という意味でした。中央にある見出しは、ラドマノビッチとブラド・スセパノビッチとミラン・グロビッチ、ヤリッチとラコセビッチが険悪だったと説明してくれました。コーチもコメントしていましたが、チーム内の最大の問題は、ここのプレイヤーのエゴが強すぎ、チームプレイを忘れてしまったことでした。

 ホテルの人(スポーツ好きの60くらいのおじさん)は、「個々のエゴだけでなく、裏で政治が絡んでいることも大きな問題」と言い、さらに、地元開催におけるこの結果は、屈辱以外の何ものでもなかったようで、「落ちるところまで落ちたよ」と口にしていました。状況が改善されるまでには、時間がかかるかもしれないというのが彼の意見でした。なお、紙面の横にダーコ・ミリチッチのことが書いてありますが、内容は「どのようにプレイしたらいいのかわかっていない」と、バスケットボールIQが低いことを指摘するものでした。

 今夜から準々決勝で、ロシア対ギリシャとリトアニア対フランスの2試合が行われます。第1試合は、アンドレイ・キリレンコとビクトル・クリャッパのNBAプレイヤー2人がいい仕事をしてことからも、ロシアが有利でしょう。第2試合は、リトアニアが1次リーグの好調さを維持すれば、順当に勝つと思いますが、フランスも勢いに乗っていると思うので、土壇場までもつれそうな気がします。なお、このオフにサンズへ移籍したボリス・ディアウは、スロベニア戦で11本すべてのフリースローをミスする珍記録を樹立しました。大会を通じて活躍しているのですが、フリースローには相当苦しんでいるようです。このことでも、リトアニア戦でのディアウには注目するつもりです。
(text & photo by Takashi Aoki)


Posted by Yoko Miyaji at 09:20  国際試合】 , 【青木崇レポート