2005.08.31
パブリセビッチHC取材
日本を離れる前日、日本代表が合宿を行っていた国立スポーツ科学センターを訪れ、男子代表ヘッドコーチのジェリコ・パブリセビッチ氏にインタビュー。日本に帰国しているときしか代表チームを知る機会がないので、ここぞとばかりに、いろんな話を聞いてみた。話好きで知られるパブリセビッチHC(記者会見などでもひとつの質問に対して5分くらい話している。ときには、自分で「最後にまとめると」などと言って、会見をまとめるコメントまでしていたことも)だけに、いろいろと語ってくれて、田臥やbjリーグなど現チームとは直接関係ない質問もしたのだけれど、率直なコメントを聞かせてくれ、今の日本代表の現状がかなりよく理解できた。そのあたりは、いずれどこかで詳しく書こうと思う。
インタビューのあとは、パブリセビッチHCのほうから「代表の試合を見てどう思った?」と逆質問を受ける。今回のキリン・インターナショナルで、久しぶりに日本代表の試合を見て私が感じたのは大きく3点。そのうち2つはよくなった点で、まず以前に比べて身体の接触を嫌がらないチームになったこと、そして以前は完全にノーマークでないとなかなかシュートを打たなかったのが、今はそうではない、ちょっとの隙に躊躇せずにシュートを打てるようになったこと。そして3番目がチームの弱点の中で一番気になったところで、勝負強さを感じないところ。粘り強さはあるけれど、最後の山を超える勝負力を感じない。これはもちろんチームの若さによるところも大きいと思うが、4試合を見た限りでは、少なくとも今後1年間という短期間の経験で身に着けるのはかなり厳しいとも感じた。そういった話をしたところ、3つともパブリセビッチHCも感じていることらしく、「それは確かにそうだ」とのコメント。自分の中には、4試合ばかり見ただけで何がわかるんだという気持ちもあったので、大きく的をはずしていないようなのはほっとした。
話はトニー・クコッチのことにもおよんだ。パブリセビッチ氏が日本代表のHCになった直後、ミルウォーキーに取材に行ったときにトニー・クコッチにそのニュースを伝えたことがあったのだけれど、そのことをパブリセビッチHCに言ったら、「ああ、君が話していたんだ。クコッチが(クロアチアの)協会に、私が日本のHCになったと聞いたという話をしてきたというのは聞いていたんだけれど、どこから聞いたのかはわからなかったんだよ」とのこと。
また、アメリカでプレーしている日本人選手の話もチラっと。彼らについてどう思うかということを聞かれた。メディアの言うことなんて…と鼻で笑うのではなく、どんなところからでも情報収集をしようという気持ちがある人なんだなと感心した。
次に私が帰国するのは1年後の世界選手権のとき。1年間で成長、変化した日本を大舞台で見られることを楽しみに、それまでは遠くから活動を追っていきたいと思う。





