2005.07.30

Nike All-America Camp 雑ネタ

 オフのノンビリペースで生活していたら、あっという間に7月も終わり。ノンビリに入る前にサマーリーグをいろいろと見て、取材してきたのに、まだその話をほとんど書いてませんでした。

 その前に、あとで詳しく書くと言ったまま放置されていたナイキ・オールアメリカ・キャンプのことをもう少し書き加えておきましょう。

P1070374s キャンプに参加した伊藤選手の話は次号の月刊バスケットボールに記事を書くので、とりあえず写真だけ追加。

 ところで、私もこのキャンプ中に伊藤選手から聞いて初めて知ったのですが、来年卒業の全米の高校選手の中でもトップ5に入るくらいの評価を受けているケビン・デュラントという選手がこの夏、オークヒルからモントロスに転校したのだとか。ナイキキャンプでも、始まったときの選手リストでデュラントの所属高校はオークヒルとなっていましたが、最終日のオールスターゲームではしっかりとモントロスに変わっていました。

P1010003s                       (ケビン・デュラント→)
 このデュラントを入れて、このキャンプに参加したモントロスの選手は、なんと3人(伊藤、デュラント、そしてベネズェラ出身のグレイビス・バスケス)。来季もかなり楽しみなチームになりそうです。特にデュラントはかなり注目されている選手なので、もしかしたらESPNでの試合放映もあるかもしれないとのこと。伊藤、バスケスがバックコートで、デュラントも身長は高いもののアウトサイド系のプレイヤーなので、贅沢をいえば、できれば強力なリバウンダーがほしいところですが。このキャンプ中も、インサイド系の選手にいろいろと声をかけていたみたいですが、果たしてその成果やいかに。

 そう、こういうキャンプは、強豪高校の非公式なリクルートの場でもあります。アメリカでは高校でも選手たちがよりよい環境を求め、またチームも強化のために、途中転校は当たり前。最終年だけ別の高校なんていうことも、よくあります。少し前のことになりますが、ケビン・ガーネットも高校最後の一年だけシカゴのファラガット高校に転校してプレーしたのですが(おかげで、私もシカゴのローカルテレビで、高校時代の彼のプレーを見ることができました)、あのときも夏のキャンプで親しくなった選手(ロニー・フィールドといって、高校卒業前に交通事故で大怪我をしてしまった選手。今はNBAを目指してマイナーリーグでプレーしてます)の影響が大きかったそうです。ファラガットのコーチもこのキャンプでコーチをしていたので、おそらくコーチからの非公式リクルートもあったのでしょう。

 ちなみに、どうやらデュラントの転校の一番の理由はオークヒルでの成績があまりに悪かったため、デュラント父が、家に少しでも近いモントロスに転校させて、自ら監視したいということだそうで。モントロスは、勉強面でのサポートも強力なチームなので、そういった意味でもいい選択だったのではないでしょうか。

 長くなりましたが、最後にもうひとつ。このナイキ・キャンプではSparq Rating Testという方法で、選手の能力を測定していました。競技によって計測する項目が違うようですが、バスケットボールの場合は20m走、敏捷性テスト、パワーボール投げ、1ステップの垂直跳び、30回ジャンプを計測、そこから数値を出しているようです。参加した選手中、この値が一番高かったのはブレントウッド・アカデミー高のブランドン・ライト。わかりやすい項目だけあげると、20mダッシュが2.95秒、1ステップ垂直跳びが33.2インチ(84.3cm)。ざっと見たところ、どれがずば抜けているというよりも、どの項目も平均していい数字をあげているようですね。この数字だけで選手のバスケットボール能力は測れないとは思いますが、補助的な資料としては面白い試みだし、こうやって毎年トッププレイヤーを計測し続ければ、かなり貴重なデータベースになりそうです。


Posted by Yoko Miyaji at 22:58  prep basketball(高校バスケ)