【短期連載】倉石平US研修2018(UTAH~LA)④

『月刊バスケットボール』で“バスケットボールを極める(NBAセットプレー図鑑)”や“バスケットボール用語辞典”を連載中の倉石平氏(早稲田大スポーツ科学学術院教授/元男子日本代表ヘッドコーチ)が、アメリカのユタとロサンゼルスへ向かいさまざまな研修を行ってきた。その模様を全8回にわたって短期連載!  

【第4日目】

 早朝から練習のため、ホテルでラング氏を待つ。練習場の施設は今までに見たことがないほどの充実ぶりだった。スポーツ科学の粋を集めた感じで、アリーナはもちろん、トレーナールームやビデオルームも充実、そしてコーチングスタッフのミーティングやプレーヤーのミーティングなどに至るまで、全てが最新だ。そして食事をする場所も。その内容もすごいと言わざるを得ない。

  広々としたトレーニングルーム

 

 練習に関しては、9時半からウエイトトレーニング、体幹トレーニング、そしてケアなどをして、10時半からバスケットボールのトレーニング。そこから自分たちや相手チームのセットプレーの確認、そしてスクリメージのような形。終了すると12時過ぎだった。

  試写室のようなミーティングルーム  

 内容的には、ヘッドコーチが非常に細かく、セットプレーに関しては一つ一つをチョークボード(作戦板)で説明してから始める丁寧さがあり、その後には流れのテンポまで行っていた。相手のセットプレーに関しては、ディフェンスの仕掛けまで詳しく説明して行っていたのである。



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