2次予選ラウンド第1戦、日本はカザフスタンと対戦。スターターは五十嵐、折茂、網野、竹内(公)、桜木JRと、これまでとまた違った布陣を組んでこの一戦に臨んだ。
カザフスタンは平均年齢22.1歳と若く、スターター5人の平均身長が200.2cm、日本の194.6cmを約6cmも上回るサイズがあり、ポジションに関係なく3Pシュートを放ってくるチーム。そのスタイルを前面に出してスタートから207cmのポノマレフ、202cmのイサコフらが3Pシュートを果敢に放ち、202cmのイエブスティングニィエイエフがドライブインと、インサイドとアウトサイドをバランスよく攻めて日本のディフェンスを翻弄した。
それに対して日本は出だしから受け身に回ったのか、いつもの激しいディフェンスが見られず、終始カザフスタンを追いかける展開となった。2Qからディフェンスを強めるものの、前半36−46と大量リードを許してしまう。何とか挽回したい日本は、折茂、川村らの3Pシュートで3Qの残り2分を切ったところで、51−59とあと一歩まで迫る。しかしヤルガリィイエフのバスカンで突き放され51−62。あとがない日本は、4Qに入りディフェンスをゾーンに切り替えて反撃に出る。そして川村の神かがり的な3Pシュートで追いかけるものの、カザフスタンに3Pシュートを入れ返され、さらにリバウンドショットを決められるなど、結局、最後までカザフスタンのリズムを断ち切れなかった。
「出だしがすべてだった」と話した鈴木ヘッドコーチの言葉どおり、日本はカザフスタンの3Pシュート攻勢に屈した形で85−93で2次予選ラウンドの第1戦を落とした。
「カザフは大きい選手がセンターを外に引き出して3Pシュートを打ってくる。ドライブをしたりパスでつないだり、時には5人全員が外に出て3Pシュートを打ってくるので、3Pのディフェンスをきちんとできるラインナップにした。リバウンドも強いから桜木JRをスタートから入れてリバウンドに期待したが、審判と戦ってしまい思うようにリバウンドが取れず、私としては非常に計算が狂った。だからといって他の選手を使えば良かったというのはない。負けている状態でハーフコートバスケットにしようと試みたが、インサイドがうまく機能しなくてハーフコートバスケットができなかった。(佐古を出さなかったのは)負けている状態で佐古を出してプレスなどすると、明日、明後日に影響が出るのでああいう選手の使い方になった」と、鈴木ヘッドコーチは試合を振り返った。
「重くならないように入ったが、1Qから相手のシュートが確率良く決まって、ちょっとこちらが焦ってしまった。ディフェンスからきちんと入っていかないと今日のような出だしになってしまう。とにかく気持を切り替えて、同じ失敗をしないようもう一度しっかりとした気持で試合に臨みたい」と、五十嵐は反省しきりだった。
それにしても出だしでカザフスタンの外角シュートをあまりにもノーマークにし過ぎだったのではないだろうか? カザフスタンは1次予選ラウンドのチームスタッツを見てもわかるとおり、3Pシュートをどこよりも打ってくるチーム。なぜあんなに簡単にフリーに3Pシュートを打たれてしまったのか。ディフェンスの日本のはずなのに、ディフェンスが徹底できなかったことが一番の敗因であることは間違いない。いずれにせよ、川村の3Pシュートがこなければ8点差で終わらなかったゲームだった。