アメリカが土壇場までもつれ込む激戦を制し、ヤングメン世界選手権の金メダルを獲得した。
前半の主導権を握ったのはクロアチア。今大会不調だった221cmのセンター、
(#14)スンドフをスタメンに起用し、2−3のマッチアップゾーンでアメリカのインサイドゲームを封印。
オフェンスでは、(#11)ストイッチがショットクロックが0になる寸前に放った3Pを2本決めるなど、
前半だけで15点をマーク。また、ボールとプレイヤーの動きが活発で、
スンドフもミドルレンジのジャンプ・シュートを着実に決め、
クロアチアは第2P中盤で41対29とリードした。
一方のアメリカは、終盤(#5)デュホーンと(#6)ベルが3本の3Pシュートで反撃し、
5点差としてハーフタイムを迎えた。
後半になると、流れは一気にアメリカへと変わる。 第3P開始早々、(#9)コリソンがクロアチア(#15)ヅディッチのレイアップをブロックすると、 そこからコリソンは速攻に絡んでレイアップで得点。 8分22秒にベルがこの試合3本目となる3Pシュートで47対47の同点。 37秒後にはコリソンのフリースローで逆転に成功した。 クロアチアは、前半大活躍のスンドフが、7分29秒と7分16秒の連続ファウルで4つ目となると、 2−3のマッチアップゾーンが効かなくなる。アメリカは(#10)ブーザーがレーンに鋭くカットしてのレイアップ、 ハイポストのブーザーからのパスを受けたコリソンがレイアップで得点を重ねた。第3P終了間際には、 ベルが3Pラインの3m以上うしろからブザービーターとなる3Pを決め、アメリカが逆に10点差をつけた。
第4P序盤で12点差とされたクロアチアだったが、(#4)スボティッチの3Pで反撃開始。 スンドフの連続フックを決めるなど、5分50秒で3点差。 アメリカは(#15)クックとコリソンが5ファウルで退場となり、クロアチアに再び勝機が訪れた。 7点差とされたあと、エースのストイッチが3Pとドライブからのレイアップを決めて2点差。 ところが、2分46秒に同点とするチャンスでフリースローを1本ミス。 さらに逆転をねらった3Pをミスすると、アメリカはデュホーンが ドリブルから相手ディフェンダーの頭越しに3Pシュート。これがみごとに決まって84対79。 ストイッチはその後も、オフェンス・リバウンドからのレイアップ、フリースローを1本ミス。 24点をあげていたストイッチにすべてを託したクロアチアは、最後の最後で力尽きた。
40分フル出場し、19点、14アシストをあげたデュホーンと、6本の3Pを決めるなど、 ゲーム最高の24点をあげたベルの大活躍によって、アメリカがクロアチアを振り切った。
アメリカ
ジム・ベーハイムヘッドコーチ:
「前半のクロアチアは完璧なゲームをしていた。 ハーフタイムを10点差くらいで迎える覚悟はあったが、前半終了間際の3連続3Pで5点差にしたことが、 第3Pで逆転する要因となった。国際大会では、いつも3Pで負けていたけど、きょうは3Pシュートで勝ったね」
クロアチア
ネヴェン・スパヒジャヘッドコーチ:
「いいゲームだった。アメリカがすばらしい確率で3Pを決めていたので、 ゾーンを長く使うことができなかった。われわれはアメリカに負けないくらいいいプレイをした。 チャンスがあったけど、生かすことができなかった」 |