月刊バスケットボール5月号

JBAがカテゴリー再編を含めたチーム・競技者の登録制度を見直し

JBA(日本バスケットボール協会)では、日本のバスケットボールのさらなる発展、活性化に向け、平成30年度(2018年度)から競技環境充実に向けた取り組みを開始。それに伴って、チーム・競技者の登録制度の見直しを行うことになった。   ★競技環境充実のための新たな取り組みおよび登録制度の改定について (1)制度の改定の狙い 新登録制度は、日本全体を視野に入れた、バスケットボールの発展のために設計。今後は新制度を基盤として、日本のバスケットボールが目指すべき、「より強く」「より広く」「より社会へ」という統一ビジョンに添い、下記例のような活動を積極的に推進していくことになる。 ①小中高という学校制度の中で、「それぞれの場で完結」していた競技・育成環境を連続性と一貫性を持たせるための制度設計に変換する。 ②上記の小中高世代からシニア世代まで、全てのバスケットボールファミリーが多くの試合を楽しめるような大きな裾野を持つ、数多くの世代別・レベル別のリーグ戦を創出する。 ③上記環境を実現するために、審判、指導者、大会運営者等、周辺人材の育成を図る。 ④他のスポーツや文化活動と、共生・協働できる、スポーツ空間の開発等、バスケットボールの価値を社会に還元できる活動を指向する。   (2)登録制度の主な変更内容 ①枠組みの変更 現行の連盟を基本とした枠組みから、「U12」「U15」「U18」「一般」「障がい者」のカテゴリー区分での枠組みに変更。 ※U15、U18では、中学、高校チーム以外にもクラブチーム、Bリーグのユースチームも登録可能。一般では、これまでの「実業団」「クラブ」「教員」「家庭婦人」の枠組みを見直し、「地域」「オープン」「エンジョイ」「オーバーエイジ40」「オーバーエイジ50」に再編。   ほかにも、登録料徴収権限の見直しや金額の見直し、システムの変更などもあわせて行われる。詳しくはJBAホームページへ(http://www.japanbasketball.jp/news/41936)。   (月刊バスケットボール)

PICK UP