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ノーシードから一気に頂点へ! 八王子が初の栄冠!!

“乱世”を制したのは、ノーシードの、しかも東京第3代表だった八王子。明成との死闘をモノにし、67-66で悲願の初優勝を遂げた。
 八王子、明成ともに初の舞台となったインターハイ決勝。序盤、#7サンブを起点に攻撃する八王子に対し、明成は粘り強いディフェンスからリズムをつかむと、#10安藤の3Pや速攻ですぐさま逆転。1Qは23-17とリードを奪う。その後、ジリジリとした展開が続き、明成がリードしたまま試合は推移していくが、先に仕掛けたのは八王子だった。後半、高いシュート力を誇る明成・安藤、#11須川を抑えるために、それまで続けていた2-3ゾーンを変形させて対応。これがピタリとハマり失点を抑えると、攻めてはキャプテンで司令塔の#4千葉の冷静なゲームメイクが光り、着々と加点。3Q終了時点で3点差まで詰め寄ると、4Q残り約4分に千葉の3Pで再逆転に成功した。その後、明成・安藤に4連続ゴールを許して同点に追いつかれたものの、残り15秒で得たフリースローをサンブが1本確実に沈めてリード。明成のラストオフェンスをしのぎ、栄冠に輝いた。“戦国高校界”を象徴するかのように、ノーシードから頂点に上り詰めた八王子。石川ヘッドコーチは、「夢のような奇跡が起きた」と喜びを語った。

月刊バスケットボール/小暮 秀和

札幌山の手がついに頂点を極める!

 まさに完勝と言っていいだろう。最後は中村学園女が得意とする伝統のプレスディフェンスに手こずりはしたが、それまでの貯金を生かし、札幌山の手が98対74のスコアで勝利し、インターハイ初優勝を果たした。
 会場に詰めかけた関係者が舌を巻いたのが、実業団レベルとも言えるバランスの良さ。司令塔の#4町田、シューターの#9佐藤、飛び込みリバウンドが得意な#6高田、U-18日本代表でオールラウンドプレイヤー#5本川、そして、ポイントゲッター#15長岡の5人は得点だけでなく、固いディフェンスやルーズボールへの執念も見せ、圧倒的な強さで頂点を極めた。
 その中で唯一苦戦したのが初戦の京都精華女。
「沖縄に入ってから初戦までクーラーの効かない体育館で難儀しました。しかも、湿気で床が滑るのでシューティングしかできず。それで迎えた初戦なので結果的に一番苦労してしまいました」
 と、山の手・上島コーチは振り返った。
 札幌山の手は、女王・桜花学園をはじめ、昭和学院、金沢総合、中村学園女という全国大会優勝経験を持つ強豪を大差で破りインターハイ初優勝の栄冠を勝ち取った。それだけにこの優勝の価値の大きさがわかるもの。
「暑さで毎年苦労するインターハイを勝ち切った。もっと選手にスタミナをつけて、国体、ウインターカップとねらっていきたい」(上島コーチ)
 今後、今年の高校3冠レースは札幌山の手を中心に繰り広げられていくことになる。

月刊バスケットボール/入江 美紀雄

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