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残り0.2秒で雌雄を決した白熱の決勝戦

 男子の決勝は、延岡学園対福岡第一。

 このカードは約1か月前の九州大会決勝でも6点差で福岡第一が勝利するというデッドヒートとなっており、その行く末に注目が集まった。

 しかし、序盤は思わぬ展開となる。本来のプレイを出し切れない福岡第一を尻目に、延岡学園がこの決勝にピンポイントで合わせて力を発揮し、3Qで最大19点のリードを奪う。だが、地力のある福岡第一がただ後退するはずもなく、3Q中盤から持ち前のブレイクなどで徐々に巻き返し差は縮まっていく。

 そして残り17秒、福岡第一#6狩野がミドルを沈めてついに3点差に詰め寄り、さらにはスティールしてタイムアップ直前に3Pを放った。そこで狩野にマークしていた延岡学園#6和田が決死のファウル。残り0.2秒、狩野がフリースローを3投とも沈めれば、延長戦という状況の中、会場は異様なほどの緊張感に包まれた。

 会場中が狩野を見つめる中、一投目。しかし、ボールはリングからこぼれ落ち、続く2投ともネットをくぐることはなかった。こうして延岡学園が2度目の優勝を手にしたのだ。

 今年の高校界を代表するシューターであり、福岡第一のエースである狩野に対し、ファウル覚悟で是が非でも止めにいった和田。「和田のファウルは良かったかもしれない」という延岡学園・北郷コーチの言葉は、名シューター狩野への賞賛と和田の判断力へのねぎらいとも言えるだろう。

 残り1秒を切ったギリギリの死闘を繰り広げ、熱狂の中で幕を閉じた今年の男子決勝。このレポートの詳細は、月刊バスケットボール10月号にて!

月刊バスケットボール/藤原 聖羅