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 準決勝のみどころ
東京成徳大vs聖カタリナ女

ここまで危なげなく勝ち進んできた東京成徳大に対するのは、激戦ブロックを制して準決勝までコマを進めた聖カタリナ女。
成徳は#7間宮、#15篠原といった180cmオーバーのツインタワーが健在。高さで優位に立つだけに、インサイドでの得点が見込まれる。また、得点能力の高い#4本田にも期待がかかる。
一方の聖カタリナは、夏から急激に成長した#14苗田、#16大森ら1年生らが、スターターとして元気のいいところを見せている。シューターの#5有田ら3年生、U-18代表の#8阿部、#10濱口ら2年生も含め、総合力で成徳に挑む。


桜花学園vs山形商

準決勝2試合目のカードはインターハイ、国体と2冠の桜花学園と初のベスト4入りを果たした山形商。
圧倒的な強さを見せる桜花学園は、#8高田のインサイドだけでなく、#4佐藤、#6小泉らバックコート陣が要所でシュートを沈めていき、中外とバランスの良い攻めを見せる。準決勝でも持ち味を十分に発揮して決勝まで突き進みたいところだ。
対する山形商は、初のベスト8入りから4回戦でも常葉学園に競り勝ち、初のベスト4入りを達成。今いちばん勢いのあるチームと言ってもいいだろう。#4阿部と#7大沼を中心に桜花に一泡吹かせたいところだ。

いよいよ大詰めとなってきたウインターカップ。明日のティップオフは10:00からだ。

月刊バスケットボール・田島 早苗

 ベスト8をかけた戦い、若手コーチたちの挑戦
 大会4日目、ベスト8をかけた男子3回戦が行われた。
 その中で、選手と同じような運動量で動き回り、熱い檄を飛ばす2人の若手コーチの姿があった。
 取手松陽の佐藤コーチは、チームを率いて5年目の30歳。母校である土浦日本大を茨城県予選で破って全国への切符を手にしてきた。
 1回戦の新田、そして2回戦では佐賀インターハイベスト8の延岡学園を下して初出場ながら堂々の3回戦進出。しかしその日の夜に大黒柱の#10飛田が食あたりでリタイア。大きな痛手を受けた取手松陽は、同じく初出場の東海大菅生に序盤からリズムをつかまれ、結局46-75のスコアで敗れ去った。
「一番抜けてはいけない所が抜けてしまって仕方がない。でも#4木曽は本当に精神的な柱として頑張ってくれた。新チームで木曽のような存在を作れるかどうかが課題」と佐藤コーチ。突然のアクシデントに泣いた形となったが、初めての全国の舞台でも臆せず戦う選手を率いた姿は見事だった。
 一方、その佐藤コーチの高校時代の1年先輩である安西コーチは、前橋育英を率いて7年目。1回戦の岡山学芸館戦では#4佐藤のブザービーター逆転シュートで1点差。2回戦の岐阜総合学園とも3点差の死闘を制し、初の3回戦進出を果たした。
 取手松陽と同じ時間、隣のコートで行われた盛岡市立との3回戦は、2Qに盛岡市立の3Pラッシュを受けてしまい、その点差を覆すことができず敗退。
「初戦の奇跡的な勝ちからここまで来て、負けはしたが前橋育英というチームをコートで見せることができてよかった」と安西コーチ。徐々に自分のチームスタイルを確立してきているという手応えを感じていた。
 全国大会の一つのカベとされるベスト8。今回はそれを乗り越えることはかなわなかったが安西コーチが3年生の1993年には2人はスタメンとしてウインターカップ準優勝を成し遂げたという経験もある。いつかは自分たちの現役時代を超えることを夢見て、若手コーチの挑戦はまだまだ続く。

月刊バスケットボール・石原 健司

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