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 地元の追い風を受けた東海大菅生が初出場初勝利を達成
 2日目の東京体育館、最終試合のCコートでは地元・東海大菅生が登場。観客席はコートからはみ出るほどの応援が集まった。
 相手は今年の四国チャンピオン・城東。ともにインサイド2枚を中心としたバランスの取れたチームで、前半は手に汗握る攻防が繰り広げられた。菅生メンバーたちは前半終了後、自分たちのふがいなさから、終始下を向いていた。

「落ち着けばいいんだよ」

 ミーティングでこう声をかけたのは、指導歴40年の小山コーチ。長年にわたって中学校の指導を行ってきた百戦錬磨の名将の声に、選手たちは冷静さを取り戻した。
 3Qから2年生エース#11高山の奮闘でみるみるうちに点差が離れ、終わってみれば99-59と40点差の快勝。インターハイに続く初出場・初勝利を成し遂げたメンバーたちは、大きな拍手を送る観客席の応援団に見送られながら、選手たちは笑顔でコートを後にした。
「おめでとうございます」と小山コーチに真っ先に声をかけたのは、東海大菅生出身で、日本代表でもある網野友雄(アイシン)。佐賀インターハイでは北京五輪予選と日程が重なり応援には駆け付けられず、今回初めて母校の晴れ舞台を目の当たりにした。
 そんな先輩たちの思いを受けての勝利にチームは上昇ムード。
「次の長崎西も手強いと思います。けど、勝って春の練習試合で惜敗した延岡学園と再戦したい」と小山コーチ。
 地元の追い風を受け、東海大菅生旋風が巻き起こる予感がする。
月刊バスケットボール・石原 健司

 何かが起こる魔のAコート
 大会2日目となった今日は、女子は2回戦16試合が行われた。桜花学園を始め、今日からはシード校が続々と登場。だがシード校にとっては緒戦となるこの2回戦は、過去に何度も番狂わせが演じられた回戦。そして、今年もその波乱は起きた。
2試合目のAコートで行われた札幌山の手対岐阜女。
優勝候補の一角である岐阜女は、開始早々に#4伊藤の3Pなどが決まり、スタートダッシュに成功する。しかし、札幌山の手もじりじりと得点をしていき、岐阜女に追いつくと、そこからは一進一退の展開に。そのまま、前半はわずかに岐阜女が3点リードで終了した。
後半に入ってもこう着状態は変わらず。互いにロースコアのまま試合は進んでいき、勝負は4Qへともつれた。
4Q、残り5分を切って岐阜女が#4伊藤、#6茅谷の得点で45-37と8点のリードを奪う。だが、「このあとのディフェンスが悪かった」と、岐阜女・安江コーチが振り返るように、その後札幌山の手#7山田に3Pを許すと、#6本川のステップイン、#4三浦の3Pで残り3分半に同点に追いつかれてしまう。それでも#7汪がリバウンドシュートで再びリードを奪った岐阜女だったが、札幌山の手はここで踏ん張り、#4三浦のバスカン、#16今野のレイアップシュートの連続ポイントで逆転に成功する。岐阜女はその後のオフェンスチャンスをものに出来ず、残り10秒でのジャンプシュートも1点及ばず、50-49で涙をのんだ。これで、インターハイ準優勝校の岐阜女は、2回戦で姿を消すこととなった。
「だらしない試合はせずに、自分たちのバスケットをやるようにと選手たちには言った。最後まで選手たちがあきらめずにやったことが良かったと思う」(札幌山の手・渡邊コーチ)
 
3年前には、東京成徳大に聖カタリナ女が2回戦で金星をあげるなど、過去に幾度となく波乱を起こしたのはなぜかAコートが多い。そして今年もその波乱はAコートだった。
明日は、ベスト8をかけた3回戦8試合がA〜Dコートで行われるが、東京体育館の魔物はAコートだけに住んでいるとは限らない。どのコートでどんなドラマが待っているのか!? これからの戦いに、ますます目が離せない。
月刊バスケットボール・田島 早苗

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