| 男子メイン会場である唐津市文化体育館では、この日男子準々決勝4試合が行われた。とくに激アツだったのは後半2試合。本誌でも優勝候補同士の対決となった能代工vs洛南は、期待にそぐわぬ熱戦となった。
前半から能代工は#5満原を中心とした攻撃を見せ、洛南は#5辻が5本の3Pを沈めるなどエースがしっかりと仕事をして互角の展開。試合が動いたのは3Q、能代工がマッチアップゾーンを敷いて洛南オフェンスをかく乱する。さらに勝負所で#7長谷川のバスカンが決まりペースを握っていく。洛南も#10谷口のインサイドで対抗するが、ラストは能代工#6高橋(健)の目の覚めるような速攻3連発で勝負あり。能代工が実に3年ぶりとなるベスト4進出を決めた。
「本当に勝ちたいという気持が強かったと思う」と、珍しく興奮気味だったのは能代工・加藤コーチ。それだけ勝利への執念を燃やした1戦だったと言える。
4試合目は初出場ながらここまで勝ちあがってきた明成と、下級生中心の延岡学園の戦い。序盤から明成は#14中川が延学#5ジャーラを徹底マーク。明成が試合を優位に進めていくが、延学も#6和田がコート内をかき回して互角の展開。5点差以内の攻防を繰り広げていたが、最後は明成が#10佐藤(卓)の冷静なプレイで加点して勝負あり。明成は初出場でいきなりベスト4進出を果たした。
「これで本当のバスケットボールチームになったかな」と、選手・ベンチ・応援団が一体となった戦いに感動していた明成・佐藤コーチ。この東北2チームの躍進によって、インターハイが俄然面白くなってきた。
男子準決勝のみどころ
『福岡vs東北』の構図となった準決勝。まず1試合目の福岡第一vs能代工の戦いの焦点は、まずガードだろう。大会ナンバーワンガードと評される福岡第一#14並里を、能代工の2年生ガード#8高橋(陽)がどう止めるか。また、能代工の2枚看板である#5満原、#7長谷川を、第一#12熊、#10早川がいかに止めるかにも注目したい。いずれにしても高速バスケットを身上としているチーム同士の対決なだけに、1つ1つの攻防はまったく目が離せないはずだ。
明成vs福岡大附大濠の対決は、出だしがカギを握りそうだ。#7山口、#9久保田など爆発的なオフェンス力を誇る大濠がスタートダッシュを切れれば、そのまま一気に爆発する可能性がある。明成としては、まずそこを止めに行かなければならないだろう。落ち着いた展開になれば明成が有利か。#14中川を軸にパッシングゲームでハーフコートを支配し、すきあれば#13石川を中心とした3ガードが速攻へとつなげていく。北陸、昌平、延岡学園と強豪を打ち破った自信は、ここでも発揮できるか!?
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