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『並里とマッチアップしたい』盛岡市立ガード陣の奮闘
 優勝候補の一角・福岡第一と初出場の盛岡市立の3回戦は、前半までイーブンの展開。後半、福岡第一#14並里のアシストからの得点で徐々に点差が開いていったが、盛岡市立の最後の1秒まで集中したプレイは観客をうならせるものだった。

 この健闘を支えていたのがディフェンス。特に、並里相手にマンツーマンで挑んだ#7佐々木(洸)の貢献は大きく、ペネトレイトからのアシストを警戒し、間合いを取ってジャンプショットを打たせるという守り方で、最後まで足を動かし続けた。今大会ナンバー1ガードと評される並里は、さすがジャンプショットを確率良く決めて26得点をあげたが、第一の流れるようなオフェンスを前半はしっかり抑え、試合後「100点」と盛岡市立・室岡コーチも納得の様子だった。

 このカギとなる並里へのマッチアップ。実は、前夜のミーティングで立候補制となったという。佐々木(洸)と#4井上が手を挙げ、話し合いの結果、PG同士の佐々木(洸)がマークすることになった。「ナンバー1ガードと聞いていたので、ついてみたかったんです」と井上は熱い男っぷりを見せてくれた。

 敗者・盛岡市立にとって「今やれることは全部できた」(#5鍬形)試合となったが、それでも試合後はほとんどのメンバーが涙。応援席への挨拶も声にならない中「最後までしっかりやれよ!! しっかり声出して挨拶しろ!」と檄を飛ばしていたのもまた、キャプテンの井上だった。

 盛岡市立はスコアラー#5鍬形も花形として外せないところだが、この佐々木(洸)、井上を始めとするガード陣のキャラクターがまだまだ伸びしろを感じさせる好チームだ。目標のベスト8を果たすために、また国体、ウインターカップでリベンジを仕掛けてくることだろう。

月刊バスケットボール/藤原 聖羅 

ベスト8に東海勢が4つ!
 ベスト8をかけた争いとなる3回戦。女子は鎮西スポーツセンターと北波多社会体育館にて熱戦が繰り広げられた。ベスト8へ駒を進めたのは中村学園女(福岡)、津商(三重)、岐阜女(岐阜)、倉敷翠松(岡山)、東京成徳大(東京)、大阪薫英女学院(大阪)、常葉学園(静岡)、桜花学園(愛知)。8つのうち4つが東海勢チームという結果となった。

 その東海勢の戦いは、東海覇者の桜花学園こそ高さとパワーで富岡東に快勝したが、残る岐阜女、常葉、津商は接戦の展開となった。

前日の試合で樟蔭東を倒して勢いに乗る福井商と対戦した岐阜女は、エース#4伊藤がケガで一時ベンチに下がるアクシデントにも見舞われるなど苦しい戦いとなる。だが、後半には#4伊藤も元気に出場。最後は地力に勝る岐阜女が5点差をつけて逃げ切った。

札幌山の手と対戦した常葉は、試合序盤から主導権を握られてしまい、前半を終えて16点のビハインドを負う。しかし後半、プレスディフェンスをしかけた常葉は猛追を開始。前半にファウル3つを犯し、ベンチに下がっていた#7徐も3Pにドライブにと大暴れ。3Qを終えて逆転に成功した。これで本来の動きが戻った常葉は、その後も攻撃の手を緩めず、67-58で勝利した。

大接戦となったのは津商と聖カタリナ女。カタリナが6点リードで迎えた2Q、津商は激しいディフェンスでカタリナの攻撃を抑えると、攻めては#8谷口が得点を連取。ペースをつかんだ津商が5点のリードを奪って前半を終えた。後半に入っても津商の優勢は変わらず、3Qを終えて点差を9に広げる。だが、4Qになるとカタリナが反撃開始。#12阿部がこのQだけで15点を稼ぎ出し、津商をとらえる。一進一退の展開となった試合終盤、津商は#7藤口のシュートで勝利を決定付ける。最後は、粘りを見せるカタリナを振り切って津商が4回戦進出を決めた。

 明日は、ベスト4をかけて桜花学園vs常葉学園の東海対決の他、中村学園女vs津商、東京成徳大vs大阪薫英女学院、岐阜女vs倉敷翠松と、好カード4試合が鎮西スポーツセンターにて行われる。

月刊バスケットボール/田島 早苗 

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