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明暗別れた『ぶらさがり』の戦い
 2日目の男子は、3会場4コートで行われた。この日注目されたのはいわゆるシードチームの緒戦となる『ぶらさがり』。明徳義塾vs洛南、北陸vs明成という昨年のウインターカップの準決勝のカードや、福岡第一vs八王子、東海大付四vs湘南工科大附と、好カードが揃った。

 明徳、八王子、東海大四は前半健闘するも、最後はシードチームの前に力負け。この戦いの中で唯一『下克上』を起こしたのは、明成だった。

 明成は2Q残り6分を切ってから#10佐藤(卓)のミドルを皮切りに、一気にペースをつかんで前半を11点リード。後半、北陸は#4佐藤の3Pなどで必死に追い上げを図るが、安定した試合運びを見せた明成が完勝。月刊バスケットボールで1番の注目カードを制した。

「後半でキャリアのなさが出てしまった。今年はまだ力がない」と北陸・久井Aコーチはうなだれた。昨年インターハイ優勝、ウインターカップ準優勝を果たし、堂々の第1シードを獲得した北陸だったが、今年は下級生主体の新しいチーム。ここからまだまだ成長を遂げるはずだ。

 一方、創部3年目で初出場ながら、優勝をも狙える実力を身につけてきた明成。3年間手塩にかけて育てたチームを「初出場なので1戦1戦。この戦いに勝ったのは本当にうれしい。選手たちは一生懸命やっている」と評価した佐藤コーチ。

 この戦いが、大会の命運を左右する可能性は高い。

月刊バスケットボール/石原 健司 

シード校チームの立ち上がり
 大会2日目となった今日は、シード校が登場。第2シードの桜花学園は、高さで優位に立ち、小林に対して107-50と危なげない戦いぶり、また、第3シードの東京成徳大もインサイド陣が大量得点をあげて116-75で京都明徳を突き放した。第4シードの倉敷翠松も夙川学院に1Qからリードを奪うと最後は73-57で勝利。手堅く3回戦進出を決めた。

 シード校が大差で勝ちあがって行く中、最も苦戦したのが中村学園女。試合は、初出場で勢いのある浜松開誠館が#7山本、#8山下らの3Pなどで序盤からリードを奪う。一方の中村は、ビックセンター#9渡辺を中心に得点をあげていくも、浜松開誠館のミドルシュートや3Pが冴え渡り、差を縮めることが出来ない。前半は、浜松開誠館が6点のリードで終えることとなった。

 じりじりと追い上げていく中村は3Q残り5分25秒、渡辺のバスカンでようやく同点&逆転に成功する。終盤には連続得点で7点差をつけて3Qを終了。4Qでは一時11点差をつけ、中村がそのまま快走するかと思われた。だが、浜松開誠館はここで脅威の粘りを見せる。3Pやドライブを沈めて追いすがっていき、最後まで勝負の行方はわからない展開となった。だが、ここで中村は#4吉田らが慌てることなくゲームメイク。#4川地のドライブで最後まで追いすがる浜松開誠館を振り切り、77-73で勝利した。しかし、辛勝となった戦いぶりに、中村の選手たちの表情は浮かないものとなってしまった。

 明日は3回戦。女子は鎮西スポーツセンターと北波多社会体育館の2会場で熱戦が繰り広げられる。

月刊バスケットボール/田島 早苗 

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