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初出場校の戦いぶりはいかに?!
 いよいよ開幕した佐賀インターハイ。女子は、札幌創成(北海道)、川和(神奈川)、浜松開誠館(静岡)、中津北(大分)の4チームが初出場を果たした。札幌創成は樟蔭東に、中津北は東京学館新潟の前に屈したものの、川和と浜松開誠館の2チームが緒戦を突破。うれしい全国1勝をあげた。

連続3Pなどが決まり1Qで3点のリードを奪った川和は、2Qに入ると大津にテンポ良い攻めを許し、前半を終えて5点のビハインドを負う。3Qでも大津の優勢は変わらず、10点とリードを広げられて4Qを迎えた。しかし4Q、川和はアグレッシブなディフェンスを見せると大津のミスに乗じて得点。この試合24得点をあげた#8上田(有)を中心に攻め立て、残り5分で逆転に成功した。結局、4Qで大津の得点を9に抑えた川和は、見事な逆転劇で全国初勝利を収めた。

同じく接戦を制して1勝目をあげたのが浜松開誠館。出だしで着実に得点を重ねた浜松開誠館は、1Qで富士学苑に対し28-18と10点差をつける。2、3Qは富士学苑にエース#8佐藤の3Pなどで追い上げられるも、浜松開誠館も負けじと#6小笠原、#7山本らで得点。10点のリードを保って4Qへと突入した。4Q、後の無い富士学苑は、#8佐藤、#6櫻木らがシューとを沈め、浜松開誠館に食ついていく。だが、浜松開誠館は慌てることなくフリースローなどで加点。最後は4点差で追う富士学苑を振り切り、2回戦へと駒を進めた。

明日は、川和は大阪薫英女学院、浜松開誠館は第一シードの中村学園女と、ともに名門校との対戦となる。

月刊バスケットボール/田島 早苗 

地元・佐賀西 新たな挑戦へ
 インターハイは、高校3大タイトルの最初の大会。それだけに、悔しいながらも敗者となったチームは、今夏の課題を持ち帰り冬にまたリベンジするチャンスが残っている。

 しかし、今年の夏一本に絞って今まですべてをかけてきたチームがあった。地元1位出場の佐賀西だ。佐賀西は佐賀県内の進学校で、例年、3年生は受験勉強のためにインターハイで引退となる。しかも、地元で開催されるとあって、今大会の熱の入りようは並みのものではなかった。それでも、IH前まで学校の補修を受けながらの部活動を続けてきていたのだ。

しかし、緒戦の富山商戦で1点を争うシーソーゲームで惜敗。選手たちは体育館外の壁に手をついてうつむき、肩を震わせていた。それでも、最後の円陣を組もうと選手たちが集まる。しかし、涙でなかなか声を出せないキャプテンの#4壇。仲間に肩を叩かれ、腕でぐっと顔をぬぐい、一呼吸して、試合さながらはっきりとした大きな声で閉めた。

 切り替えの合図。

 チーム内の得点源として、最後のシュートを任された#8古野は「2年生の時にひざのケガで手術したし、九州大会の1回戦でも捻挫をしてしまって練習に戻れたのは5日前。本当に今まで迷惑をかけてしまったから、最後のシュートでチームを勝たせたかった」とうつむいて歯を喰いしばる。しかし、ぱっと顔を上げて「今まで部活を一生懸命やってきたから、これから勉強に切り替えられなかったら意味がないと思うので」と付け足した。また、司令塔として試合の勝敗を握ってきた#6金山は「結果は結果として受け止めます。自分たちはできることを精一杯できました」と、真っ赤な目で微笑んだ。

 「おつかれさま」と吉田コーチ。地域の暖かいサポート、背に受ける熱い声援、全国初舞台に立った楽しさ、そして後悔。この一発勝負で得たたくさんの財産を胸に抱き、佐賀西の3年生は受験という新たな戦いに挑む。

月刊バスケットボール/藤原 聖羅 

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