昨年の“無冠”返上! 能代工が乱戦を制す |
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序盤から福岡大大濠は、ローポスト付近に#8が居座ってチャンスをうかがうという、能代工2−3ゾーン対策を講じた。その作戦が成功し、清水は次々とゴール下へと飛び込んでいく。一方能代工は大濠の気迫のディフェンスに戸惑いながらも、#7北向、#8宮城の3Pなどで加点。2Qでは“らしい”ルーズボールも飛び出し、前半を追えて43−34と9点のリードを奪う。
しかし後半に入ると、#4竹野を中心とした大濠の速さがコート中を包み込み、3Qの時点で56−56と同点に追いつく。そして勝負の4Q、出だしから能代工が畳み掛け、一気に6点リード。大濠も前半当たりの出なかった#7清水の3Pなどで追いすがるものの、ラスト・シュートに精度を欠き、82−74でタイムアップ。能代工が2年ぶり21回目の優勝を果たした。
「4Qの出だしの攻めがうまく行かなかった。全国で勝つことの甘さを知りました」と、田中コーチ。しかし能代工のゾーンをしっかりと攻め、最後まで苦しめた実力はホンモノ。今後の巻き返しに期待がかかる。
一方、「ずいぶんと久しぶりに勝った気がします」とは、能代工・加藤コーチ。“常勝”の文字を抱え、どの大会でも優勝を期待される中で、1年間優勝から遠ざかっても久々と思われてしまう。常日頃からそういったプレッシャーに立たされている選手たちは、優勝の瞬間、大きく飛び上がって喜びを爆発させた。
乱戦といわれた今大会は、自分たちのスタイルを長い間貫いていた能代工に凱歌が上がったのだ。 |
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| 月刊バスケットボール/石原 健司 |
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