注目の一戦は中村学園女に勝利の女神が微笑む |
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女子2回戦の中で最も注目を集めたのが札幌山の手と中村学園女の対戦だ。今年の優勝の行方を占う大事な一戦だけに、多くの観衆が諫早商体育館に駆け付け、勝敗の行方を見守った。
一進一退の展開は第4クォーターまで続いた。ミスが目立ち、明らかに力みが見られる山の手に対し、中村は自分たちの力を目一杯発揮して山の手にリードを許さない。しかし、中村にはファウルトラブルの危機が徐々に迫っていた。インサイドの#10衛藤と#15藤吉のファウルがそれぞれ4個。マッチアップする山の手#6鈴木のパワープレイを体を張った守りで防いでいたが、ファウルの数は着実に増えていった。
先に勝負に出たのは中村だった。オールコートの2−2−1ゾーンプレスで山の手ガード陣を強襲。反対にリードを奪っていく。この状況の中で山の手は序盤から不安を抱えていたミスを連発させ、反撃の手立てを失う。さらにエース#6鈴木が先にファウルアウトして、勝敗はここで決した。
「九州大会で1回戦で敗退し、選手たちにはこの一戦にかける思いが強かった。思いどおりのプレイを見せてくれた」と、中村・吉村アシスタントコーチは喜びの表情を隠さなかった。一方山の手・渡邊コーチは「完全にうちの自滅……」と言葉少なめ。ベンチが対照的な表情を見せたのと同じように、中村のメンバーは喜びを爆発させ、山の手のメンバーはその現実に対してただただ呆然とするだけだった。
高校生の憧れの舞台、インターハイで自分たちの力を発揮することが一番難しいことかもしれない。それをなしえた中村に勝利の女神が微笑んだ。 |
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| 月刊バスケットボール/入江美紀雄 |
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