長崎インターハイ公式試合球
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初出場校にいきなり洗礼
 長崎インターハイ初日、女子ではインターハイ初出場を果たした4チームが初の夢の舞台での試合に臨んだ。北から北海道代表・函館大付柏稜、山形県代表・山形中央、埼玉県代表・山村女、そして奈良県代表・奈良女が全国1勝を目指したが、そこに待ち受けていたのは厳しい洗礼だった。
 全国大会の常連・山形商を破って全国の舞台に立った山形中央は35回のインターハイ出場を誇る大阪薫英女学院と対戦した。山形中央はエース#4鈴木の1対1を起点に勝負を挑んだ。しかし、いつもなら入るシュートがことごとくリングに嫌われる。「選手は緊張していました」。赴任して7年目にしてインターハイ出場を果たした吉原コーチは振り返った。「地元が冷夏で涼しかったこともあり、九州の暑さに集中力も失われていたと思う」。
 いつもは入るシュートがカットされ、慣れていない体育館での試合で体力が消耗する。様々な要素が選手たちを襲う。もがき苦しみながらも食らいついていくが、常連校の壁はそう簡単には破れなかった。「選手たちは薫英さんがどんなチームか知らなかったので、それはプラスに働くと思ったのですが(笑) この経験をぜひとも今度はウインターカップに続けます」(吉原コーチ)
 全国の舞台に立たなければわからないことがある。貴重な経験をした山形中央は次なる目標をしっかりと見定めた、

☆初出場チームの結果
函館大付柏稜 67-70 富士学苑
山形中央 58-85 大阪薫英女学院
山村女 53-69 龍谷富山
奈良女 46-72 明星学園
月刊バスケットボール/入江美紀雄 

初出場、初勝利の大きな壁
 試合開始前日の8月1日、長崎ブリックホールに全チーム全選手が集結。長崎西・根岸キャプテンの選手宣誓で、いよいよ長崎インターハイが開幕。今年の男子は長崎市で開催。初日は4会場に分かれての戦いとなった。
 今回の初出場は10チームと、例年に比べてフレッシュな顔ぶれが揃った。初日の8月2日に、その10チームすべてが初勝利をかけた戦いを繰り広げた。
 小高い山の上にそびえ立つ瓊浦高体育館では、3チームの初出場校が登場。特に1試合目は岐阜農林の連続出場記録を34で止めた岐阜総合学園と、「とにかく走りまくること」(#4杉本)がモットーの光泉という、初出場同士の対決となった。
 前半は完全な光泉ペースだったが、後半に入ると岐阜総合は#5縣の3Pが立て続けに決まって残り2分には逆転に成功。しかし、インサイドを支配した光泉が4Qに巻き返し、106−89で勝利。
「岐阜農林の35連覇を阻止することを目指していたので、勝ち負けにはこだわらなかった」と岐阜総合・田中コーチ。
 そして4試合目、全国に名のとどろく強豪・仙台を破って宮城県を制した東北学院が、東和大昌平と対決。出だしは#8山田を中心に完全に昌平ペースとなり、東北学院はなかなか本来の早い展開を出せない。しかし3Q以降、#4三浦を中心にバランスのいい攻めを見せ、3Q終了時には2点差まで追い上げる。4Qに入っても、一進一退の方々は続くが、東北学院は惜しくも3点届かず敗退となった。
「仙台に勝つことが目標でやってきたので、全国の舞台では少し堅くなってしまった」(東北学院・帆足コーチ)
初出場を果たしたチームは、必ず県内の強豪校を破ることを目標にしてきた。その目標を果たした後のモチベーションや、全国での戦い方は全く未経験。長崎のコートで感じたこの雰囲気は、必ずや次へのステップとなることだろう。
月刊バスケットボール/石原 健司