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 ウインターカップは1年間の集大成の大会
 ウインターカップ初日、選手たちを出迎えたのは予想外の雪景色だった。日程が変更し、東京体育館1会場から8会場での分割開催、さらに今日の大寒波と、選手、スタッフはコンディション調整に大きく腐心しているに違いない。このような厳しい条件の中、1回戦から白熱した戦いが繰り広げられた。
 ウインターカップは1年間の集大成の大会である。「それだけにこの大会で勝つことが非常にうれしい」と名将・井上眞一(桜花学園)コーチは常々語っている。真夏のインターハイの熱い戦いとは違う、習熟したプレイが随所に見られるわけで、レベルの高いプレイが見られるのがウインターカップの特徴だ。。
 専修大学で行われた女子1回戦に登場した16チームもその例にもれず、最後の最後まで勝敗の行方のわからない大接戦の連続だった。どうしてもインターハイの1回戦では大差のつくゲームが多いのだが、ウインターカップはそうはいかない。インターハイで好成績をあげたチームだとしても、油断することは決してできないのだ。
「最後の最後まで自分たちのプレイをやりきることができるようになった。秋からやっと(熊本国府伝統の)試合ができるようになったと思う」(国府・小原コーチ)。1回戦屈指の好カードと予想されていた熊本国府対東京成徳大の一戦。一昨年の熊本インターハイでブームを巻き起こした熊本国府の激しいディフェンスとトランジションゲームが出来上がり、東京成徳大の高い攻撃力を封じ込んで勝利をつかんだ。
 いよいよ明日から2回戦。レベルはますます上がっていくに違いない。
月刊バスケットボール・入江美紀雄

 強烈な寒さの中、ウインターカップが開幕!
 年明け開催の運びとなり、会場の確保などあわただしい雰囲気の中でスタートしたウインターカップ2002。雪が深々と降り積もり気温が氷点下になろうかという寒さの中、7つに別れた各会場では、男女1回戦が行われた。
 世田谷学園高で行われた新潟商と大商学園の戦いは、まさにガチンコ勝負。1Q、新潟商が#4熊倉、#8緑のインサイドで加点すると、大商は2Q、#5遠藤の1on1、#6野々田の3Pで巻き返し、お互い1歩も譲らない展開。勝負は4Qまでもつれ込む。
 その4Q出だし、「ディフェンスとリバウンドで頑張っていた」(山岡監督)という1年生センター#15坂口の2連続ゴールで大商が一気にリズムをつかんでリード。しかし、「冷静にプレイをしよう」(小畑監督)との指示に#4熊倉がきっちりと反応してゴール下、3Pなど立て続けに決め、残り2分には逆転。そのままペースを握った新潟商が、大商の3P攻勢をしのぎ切って1点差の勝利。2回戦に駒を進めた。
「インターハイの出場権を逃して、経験の面で足りないものがあった。しかし、インターハイに出ていないチームがウインターカップに出場したのは大阪では初。選手たちはよくやった」と、大商・山岡監督は選手の健闘を称えた。
 暖房設備がなく、凍えるような寒さの中試合を行っている選手たち。しかし、このような激しい戦いに選手、ベンチ、観客も胸熱くし、寒さなど忘れるほどヒートアップしたことだろう。時期がずれても、ウインターカップの熱さはまったく変わらないのだ。
月刊バスケットボール・石原 健司