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有終の美を飾った大神雄子 |
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東京体育館のスクリーンに映し出される笑顔。もう恒例となった大神雄子の優勝後のパフォーマンスだ。屈託のない歓喜の表現が、大神雄子の魅力でもある。でも、そんなウインターカップでの大神の姿もこれで見納めだ。
3冠を狙う大神にとっていろいろなことがあった高校生最後の1年だった。岐阜インターハイでは順調に優勝を果たしたものの、富山国体ではまさかの1回戦負け。最後の全国大会、ウインターカップでは、その直前にインドで女子アジアジュニア選手権が行われるという過酷なスケジュールを突破しなければならなかったのだ。
「絶対に負けるわけにはいかないのです」
インド帰りの疲れも見せず、力強く答えてくれた大神。しかし、体の切れやシュートの正確さは絶好調と言えるものでは決してなかった。ジュニアに4人の選手を送り出した桜花学園のチームの出来も万全からは程遠いものだった。
大神雄子の魅力のひとつに大舞台での勝負強さがある。大一番となった準決勝の足羽戦、高い集中力を見せた大神雄子は、大会一のプレイを見せる。ドリブルの突破力、シュートのタッチ、ノーロックパス、さらには隙を逃さない攻撃的なディフェンス。会場に詰め掛けた観客を魅了するプレイが展開された。
そして、今日の決勝、やはり主役は大神だった。高校生として、そして、桜花学園として見せる最後のプレイ。その勇姿を誰もが目に焼き付けたはずだ。
大神雄子の3年間…、インターハイ優勝2回、国体優勝2回、そして、ウインターカップは3年連続優勝、7冠という偉業を残し、桜花学園から羽ばたいていく。
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月刊バスケットボール・入江美紀雄 |
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