| シード校ベスト8はだてじゃない |
北海道、中国、四国、近畿以外の東北、関東、東海、北信越、九州の各ブロック1位がベストエイトに残った。また、黒沢尻工、静岡学園は初のベストエイト進出である。点差はついたが、大健闘を見せた斐太「一回戦突破」を目標に掲げていた斐太が、目標を上回る3回戦進出を果たした。同じ東海1位の静岡学園と対戦、42−112と大差をつけられたものの晴ればれとした顔でゲームを終了。選手たちは握手で健闘をたたえ、地元関係者たちからも「よく頑張った」とねぎらいの言葉をかけられていた。
スコアはみるみるうちに開いた。立ち上がりから猛スパートをかける静岡学園に対し斐太はなかなか得点できない。前半で16−58と一方的な試合となった。しかし、スタンドの超満員の応援席は誰も動こうとしない。ナイスプレイに歓声が沸いた。
「すべてにおいて相手は上。隙も与えてもらえませんでした。同じ東海として勝ち上がって決勝進出をしてほしいです」と大野コーチは静学にしゃっぽを脱いだ。
前日、岐阜1位の岐阜農林が敗れ、2位の斐太が一日長いインターハイを味わうことになったが、予定外の試合の分だけチームにとっては大きな経験となったに違いない。東海大会前にチームの精神的柱である#4甚田、#5田中の故障で、暗雲が立ち込めたが「かえってその怪我の功名でみんながまとまって結束した」と、#6北村は言う。北村自身、地元の先生方に「ジュニアのセンターがいるチームとやれるチャンスはこれが最後やで!」とアドバイスをもらい、後半の発奮材料とした。
「新商とやった時も最初は気持の面で負けていた部分も多少あったけど、力を出し切れました。今大会は満足です」と#4甚田は胸を張った。大野コーチも「120点の出来でした」とその奮闘に満足気だった。
|
| 月刊バスケットボール/清水広美 |
|