★鵜澤、勝又の冬終わる・・・
全日本ジュニアのセンターとして今年世界ジュニア選手権に出場した市船橋#7鵜澤、北陸#4勝又が揃って2回戦で姿を消した。
その瞬間、鵜澤はハーフラインでがっくり膝をついた。 「35分はうちのペースでしたが、すべてはガード。ガードの能力の差がそのまま出てしまった」(市船橋・鈴木コーチ)
北中城のリズムを断ち切るために徹底したディレード・オフェンス。パスで展開、エース#7鵜澤で勝負せず、あえて対角に攻めさせ、鵜澤がリバウンドを処理することで流れが出来ていた。
「俺が中に入ってリバウンドを取る。みんなが外から打って落ちたら絶対取るから」と鵜澤はチームメイトに公言していた。実際、この試合鵜澤が稼いだリバウンド数は28本で、北中城全体の17リバウンドを大きく上回っている。昨年までは先輩たちについていくだけで良かったが、今年は責任の重みがまったく違う。
しかし、試合は後半10分がらりと変った。北中城は#5澤岻を下げて#14TJを投入する。#4屋我が気迫のディフェンスでスティールを連発、持ち前の早い展開へと持ち込んだ。ラスト10分間で、市船橋のゴールはわずか3本。逆に北中城は#8與那嶺(聖)の3P、#14TJのポストプレイで26得点をゲット。明暗はくっきり分かれた。
負けても泣かない、と決めていた鵜澤の頬をとめどなく涙が伝う。「最後のブザーが鳴った瞬間、3年間頑張っ
てきた部分が思い出されてしまって・・・止まらなかった」(鵜澤) 高校日本一は夢に終わったが、鵜澤の夢は大学へと続く。今年インカレ4連覇を達成した日体大進学が決まっている。「会う人ごとに来年から日体大は大変だぞ、と言われるんですが、この悔しさは大学で晴らします」と、夢を追い続けることを明かした。
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北陸のエース#4勝又は、左足首にアイシングをしたまま重い足取りで階段を上がってきた。試合開始直後、リバウンドで着地した際ひねったのだ。しかし、その足は手当てすることなく、そのまま仙台戦の40分間勝又はコートにいた。
いつものことだが、勝又は徹底マークに会った。ボールが入ればその瞬間ディフェンスは前に後ろに斜めに2、3人は当たり前。仙台の佐藤コーチは、全日本ジュニアの監督でもあった。ことさら、勝又に対する徹底マークを指示していたはずだ。 「あれだけファウルされても、冷静に決めなければ勝てないんでしょうが。それにしてもひどすぎた・・・」と北陸・津田コーチはキャプテンを擁護する。
当の勝又は「3年間全力でやってきたゴール下のプレイを出そうとしました。意識しすぎたかもしれない。でも、相手の気持、精神面のほうが上回っていたように思います」と冷静に振り返る。
夏以降、インサイドに磨きをかけるとともに、ルーズボール、リバウンドの徹底に全員が取り組んできた。「1、2年生の成長はすごい感じました。今日もみんな最後まであきらめずに戦っていたと思います。ただ、力不足でした…」勝又の目の縁は真赤だ。
クリスマスイブは高校バスケットボール最後の日となってしまった2人。大学バスケット界という次なるステージでの活躍をサンタクロースに祈ろう。
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