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★「走りなら負けない」 速攻で勢いに乗った!
東海大四‐仙台
鮮やかだった。今まで同様前半は押さえ気味の展開だったが、後半一気に持ち前の速攻がスパークした。マンツーマンから一転秘密兵器を見せたのだ。2‐2‐1のゾーンプレスディフェンスからゾーンへ。仙台は明らかに戸惑いの色を隠せなかった。
残り11分からは、4柏木のジャンプシュートを火蓋に、スティールからの速攻。1回戦から見ているが、このゲームでようやく本来のスピード感が出てきた。速い速い。
さらに、前半はディフェンスマン小原に代わって、仙台の得点源である7高橋をピタリマークすることに専心していた6紺谷の3Pシュートが飛び出す。今大会ムードメーカーとして一躍頭角を示してきた紺谷のスリーに、福大大濠戦に引き続き、チームメイトたちは勝利を確信したと声を揃える。ベンチメンバーながら、3Pシュート6本中5本イン、トータル19得点と大暴れだ。拳をベンチに向かって真っ直ぐ誇示する。
さらに、エースシューター7宮永も続く。一気に波に乗り、速攻、3Pシュートの雨あられ。4ファウルでベンチに下がった柏木が出たそうな顔をしている。
「走りなら負けないです!」の言葉を具現化した東海大四。過去の戦歴を上回る初の決勝進出だ。
■月刊バスケットボール/清水広美
★男子ベスト4進出チームの印象
● 新潟商
センター#4勝山25得点、26リバウンド! ガード#5木村3ポイント6本、32得点! フォワード#6藤田16点、6リバウンドで新商トリオ大爆発。回戦を追うごとに調子を上げてきた新商。4回戦の能代工戦でピークを迎え、準決勝でもそれを意地。やや疲れを感じるが「あと一試合。気力で頑張りたい」(佐藤コーチ)と、やる気は十分。インサイドの強さはナンバー1。外角とかみあった時は、驚異の力を発揮する。● 日大山形
100発100中シューター#4中村が30得点と、またも光った試合。センター#6小野が早々に3ファウルとなり、そこで攻撃のリズムが崩れてしまったが、ベスト4は大健闘。全試合の失点が平均60点台と安定していたことと、エース#4中村&#6小野の両輪がフル回転したことが上位進出の理由。あとは、1年生センター#14栗原の成長と、中村、小野以外の3年生でもう少し点数が取れると心強い。● 仙台
今ひとつ調子が上がらない大会だった。エースの佐藤濯が世界ジュニア選手権のため、ポルトガルから帰国したのが7月27日。チーム練習が短かったため、なんとなくかみ合っていなかった。また、どこで得点を取るか、勝負所が絞りきれず焦点が合っていない試合が多かった。東海大四とは速さでは互角だったが、試合の進め方(流れ)が悪く、仙台らしさが後半は影を潜めた。練習で叩き上げて力を発揮するのが仙台のカラー。まだまだ発展途上。完全なエースを作り、雪辱を期す。● 東海大四
今、いちばん波に乗っているチーム。仙台戦はお家芸の速攻を連発、ラッキーボーイ#6紺谷の3ポイントも爆発し、快勝した。高さはさほどないが、速さはナンバー1。#4柏木の速攻とリード、#5小原のエースキラー・ディフェンス、#7宮永の得点と、トリオの働きは前評判どおり。カギを握ると言われていたセンター陣の#8愛澤、#11小西も要所で働き、加えて北中城戦から当たっている#6紺谷の活躍など、チームが一つになっている。いよいよ決勝戦。新潟商の高さか東海大四の速さか。3本柱+アルファの力でチームが団結している両チーム。混戦の中を抜けたカギは、やはりチーム力だった。どっちが勝っても初優勝。最後に笑うのはどっちだ?
■月刊バスケットボール/小永吉陽子
★2年連続同カードの決勝に!
女子決勝は2年連続同じ顔合わせとなった。2連覇を狙う富岡と3年ぶりの優勝を目指す桜花学園だ。すなわち、桜花のリベンジなるか、それとも富岡がそれを跳ね返すかに注目が集まる。 富岡の司令塔でキャプテン#4小畑は誓う。
「去年の3年生がいたから優勝できたと言われたくない。自分たちの代でも優勝を狙います」
一方、準決勝で本来のプレイを見せてくれた桜花#7大神も負けていない。
「私は去年(負けた)の分だけ、今年は他の人の何倍も頑張ります」
昨年のインターハイは富岡、選抜では桜花(当時名古屋短付)が勝ち、ここ2年間で1勝1敗。決着をつけることの大会で、どんな熱い戦いが見られるか。勝敗のポイントは、ディフェンスの出来か? それともラッキーガールが登場するか? 女子の決勝も男子同様、予断を許さない。
■月刊バスケットボール/渡辺淳二
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