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★星0.5の差 〜東海大四×北中城
大会直前、札幌で行われた招待試合で実は両チームは対戦している。本番で対戦するおそれがある場合、こういった直前の対戦は避けるのが通例だが、組み合わせが決まる前に招待チームが決まったために起こった事態だ。ちなみに、この時も結果は1点差だったが、お互い手の内を見せずに終わっている。
45-44、というスコアは2回戦の盛岡南VS東和大昌平の49‐48をも下回る、目下今大会最低得点記録。「走りっこしたら、勝ち目はない」(北中城・新里コーチ)と踏んで、北中城は30秒をフルに使ってオフェンスを展開するディレードゲームに持ち込んだためだ。だが、もともと北中城も早い展開からペースをつかむチーム、みずからのリズムをも狂うため、オフェンスは単発になる。受けてたつ東海大四は、この北中城ペースをじっと耐えた。出足東海大四センター陣の顔色も真っ青、ボールが手につかない状態だったが、柏木、宮永らの得点でしのぐ。前半の終盤ころにはようやく普通にゲームが出来る状態。
勝負の分かれ目は、後半中盤。焦りからかミスの続く柏木をベンチに下げ、3Pシューター6紺谷、9川尻を投入。本来フォワードの7宮永がPGバージョンとなった時間帯だ。この2人は期待に応え、思い切りのいい3Pシュートを3本決め、ダメージを与えた。残り7分最大7点差。
残り12分からまったく得点が伸びない北中城はディフェンスをオールコートに代えて、一転早い展開に。5澤岻の3Pシュート、4屋我のスティールで反撃。残り48秒には6下里のフリースローで1点差と息詰まる場内。しかし逆転を賭けたラストシーンは、中央突破しようとした8與那嶺のドライブに東海大四ディフェンスは3人がマーク、右45度で待ち構えていた5澤岻にボールが回らずタイムアップ。
大会前の予想で、いつも話題に上るのは各チームの格付けにあたる“星”ランキング。がちがちの本命は5つ星、優勝候補4、ダークホース3つ、目指せベスト8が2、まずは緒戦突破が1。今大会、東海大四は4、北中城は3.5。ベンチの期待に応えた控え選手の活躍が、その0.5の差となったような気がする。
■月刊バスケットボール/清水広美
★地元、盛岡南・大健闘!
昨年度インターハイ準優勝チームの仙台相手に大奮した地元の盛岡南。攻めてはエース#4近藤のしなやかな1対1、守っては捨て身のルーズボールや飛び込みリバウンドで気迫のバスケットを展開。邪念のない驚異の集中力で後半の中盤まで試合の主導権を握り、最大10点のリードを奪った。
しかし、後半5分過ぎ、仙台の司令塔#11志村が転倒して頭を打撲した(頭から流血!)あたりから、仙台がピリリと引き締まる。ここまでオフェンスの的が絞れず頻繁にメンバーチェンジを図っていた仙台だが、#6佐藤(濯)にボールを集めて後半10分には逆転に成功。盛岡南は再度粘るが、仙台#6高橋にとどめの一撃を食らい、逆転には至らず。最後は地力の差が出る形となった。
しかし敗れたとはいえ、仙台のお株を奪うかのような粘りと意地を見せた盛岡南。その健闘した姿は見ている者の心をひきつけ、試合後には惜しみない拍手が送られた。盛岡南は全国大会初のベスト16。地元のインターハイで自分たちの力を十分に発揮したといえよう。
「3年間の練習の成果は実ったと思う」とエース#4近藤。今までの岩手県の歴史を塗り替える貴重なベスト16の成績を胸に、盛岡南の夏の挑戦は終わった。
岩手県地方は今日も35度。メイン会場のユードームは涼しいが、試合は毎日熱い!
■月刊バスケットボール/小永吉陽子
★北信越勢の頑張りにも注目!
富岡、桜花学園、優勝候補2チームが勝ち上がる中で、実践学園、東京成徳、昭和学院といった関東勢がそろってベスト8を遂げた。
実践、成徳が順当に勝ち上がる一方で、昭和は足羽に苦戦を強いられた。残り1分、3点リードを奪われながら、最後は、昭和F千種が終了と同時に相手のファウルを受けながらも、シュートを決め同点。バスケットカウントワンスローも沈めて、劇的な逆転勝利を収めた。
また、秋田経法大附は個人技で注目されていた北中城に高さで優り勝ち上がり。敗れはしたものの、足羽、津幡、東京学館新潟といった北信越勢の健闘も光った。今後の動向に目かせ離せなくなった。
■月刊バスケットボール/渡辺淳二
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