記者観
戦記



●8月3日「記者の目」(男女2回戦)●
試合月日:|8/7|8/6|8/5|8/4|8/3|8/2|


★札幌山の手、また力を発揮できず

シード校が登場した2日目、富岡、桜花学園、中村学園女は確実に3回戦に進出したが、札幌山の手が足元をすくわれてしまった。対戦相手は1回戦、奈良文女短付を破って勢いに乗る津幡だった。

序盤は山の手が主導権を取った。しかし、粘りが身上の津幡は執拗に食らいつき、接戦に持ち込んでいった。本来のリズムに乗れない山の手はインサイドで得点を挙げることができずに苦しんでいた。

昨年の選抜でも自分たちの力を発揮できずに敗れた山の手が、このインターハイでも緒戦敗退を喫した。

「またやってしまった。ミスも多かったし、相手の1対1に対して、カバーできずチームディフェンスができなかった」(山の手#10半田) 全国の舞台では、本来の力を出しきるのさえ難しいものだが、上位進出を期待されていながら、2大会連続で緒戦敗退を喫してしまった札幌山の手。全国で勝ち上がることの難しさを痛感させられた試合だった。

■月刊バスケットボール/入江美紀雄


★鵜澤の夏終わる

全日本ジュニアの一員として世界ジュニアを経験した高校生5人のうち、能代工・長澤、仙台・佐藤(濯)を除く、鵜澤(市船橋)、勝又(北陸)、山田(大阪)ら3人の夏が終わった。

前日1回戦で初出場・静岡学園にてこずった市船橋は、同じく死闘を演じてきた東住吉工の前に屈した。能代カップでは市船橋が上回っており、東住吉工がリベンジを果たしたことになる。前日不調に終わった6太田を筆頭に前日の試合が嘘のように、本来のディフェンスを見せる東住吉工。逆に市船橋は静学戦で露呈したガード陣のミスが、この試合でも幾度となくみずからの首を絞めた。

エース鵜澤も前日34得点から19得点にトーンダウン。しかし、最後までゴール下で脅威を与えていた。

「自分がいない間の1か月で迷惑かけてしまいました。チーム内でお互いの埋め合わせをしてもう1度チャレンジしたい。あと2つ(能代工まで)試合したかったです…。本当に悔しい」(鵜澤)

チーム内の約束事とジュニアの約束事が大幅に異なっているため、しばらくアジャストするのが困難だったかもしれない。

■月刊バスケットボール/清水広美


★下位回戦を振り返って

今日で1、2回戦が終了。この2日間で半分以上のチームが一関から姿を消した。今年は下位回戦で好カードがありすぎる。もっと組み合わせがうまくばらけていればいいのに。それがトーナメントの醍醐味といえばそれまでなのだが、それにしても今年の男子は、下位回戦で姿を消してしまうには惜しいチームがたくさん。今日もまた、洛南、浜松湖東、市立船橋、北陸、世田谷学園ら実力ある好チームが姿を消した。

 チーム的に見れば、これらはすべてベスト16以上クラス。もっと、上のほうで見たかったチームばかりだ。でもしかたない。これがインターハイだ。みんな目の前の相手を倒すことだけにすべてをかけているのだから。逆にノーマークだったチーム(ごめんなさい)が快進撃を遂げることがあるのもインターハイ。その要因は、ラッキーとかそういうことではなく、本当に頑張ったからこそ勝てたのだと、一生懸命戦っているその姿を見ては感動する毎日だ(本当はノーマークと思っているのは部外者だけなんだよね。ごめんなさい)。

 高校生諸君の熱い戦いを見てはパワーをもらってばかり。暑い暑い毎日だけど、みんな頑張ってね! 明日からはクーラーつきのメイン会場で試合するチームが増える。今までの暑さとのギャップに体調を崩さぬよう、コンディションに気をつけてほしい。

 それにしても、非常に中身が濃い2日間だった。明日からがますます楽しみ!

■月刊バスケットボール/小永吉陽子




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