2009.06.13

最後は苦しみながらも“ニッポン”、アジア選手権の切符を獲得!

 アジアへの道を開く大切な戦いとなった準決勝。相手は若手主体だが、スタメン平均身長204㎝の中国。その高さにどう対応するかが勝負のカギとなった。
 序盤から中国はその高さを有効に使ってくる。212㎝の#14スーが積極的なポストアップで日本のファウルを誘いに来る。そのスペースを縫って#10ジャンがドライブを仕掛け、序盤は中国ペースで試合は進んでいく。
 対する日本は中国の高さと手の長さに少々戸惑うものの、#10竹内(公)、#15竹内(譲)のインサイド陣がディフェンスで必死に体を張り、そこで得たチャンスを#9折茂の3P、速攻などでつないでいく。しかしなかなかリズムに乗ることはできず、1Qを終えて4点のビハインド。2Qに入っても我慢の展開は続くが、#5山田のミドル、#6桜井の速攻ダンクが飛び出し、徐々に日本のペースへ持ち込んでいく。さらには前半終了間際、#7五十嵐のハンドオフ・パスから折茂がきっちり3Pを沈めて29-26と3点リードで折り返す。
 後半に入って、日本の“武器”がついに爆発する。開始から4分間、これまで合宿で細かく練習してきたディフェンスが完全に機能して中国に得点させず、守り切ったボールを思い切りのよいブレイクで点につなげて3Q残り7分で11点のリード。中国もインサイドを中心に巻き返しを図ろうとするも、日本のディフェンスに対する集中力は途切れず、攻めては#6桜井の相手を突き破る速攻バスカンなどもあり、会場であるパークアリーナ小牧のボルテージは最高潮に達する。3Qを終えて46-36と日本が10点リードで最終Qへ突入する。
 4Qの出だしは竹内(公)のミドルで先制するものの、ディフェンスの乱れから中国に連続バスカンを許し、一気に4点差まで詰め寄られてしまう。日本は2-3ゾーンに切り替えて流れを変えようとするが、中国は#7チェンの3Pが決まりとうとう1点差。日本はピンチに陥るが、その直後に竹内(公)の積極的なステップイン、ミドルで再びリードを広げていく。
 中国はディフェンスの当たりを強めて執拗にブレイクを狙い、#12ジョウの速攻ダンク、3Pで残り1分45秒でまたまた1点差。最後まで日本を苦しめるが、地元の大声援に後押しされた新生“ジャパン”は残り1分に#7五十嵐の3Pが決まり、さらには残り39秒で竹内(譲)が落ち着いてミドルショットを沈めて3点リード。しかし中国はファウルゲームを仕掛け、最後までまったくわからない試合展開となる。
 しかしここで「自分自身、これまでシュートは気持ち良く打ててはいなかったけれど、こういうシチュエーションには慣れている」という柏木がフリースローを落ち着いて沈め、最終的には68-63の5点差で勝利。待ちに待ったアジアへのチケットを手にした。
「中国は若いが運動能力やサイズが非常に高いチーム。君たちの体を張った頑張りを誇りに思うとロッカールームで選手たちに話をした」とホッブスヘッドコーチ。約2か月にわたる強化の成果を出し、そのまま結果に表れた。
 3連勝と上昇気流に乗った新生“JAPAN”。目指すは翌日の決勝・ライバル韓国を打ち破ることだ。

6月13日(土)の試合結果

準決勝
韓国 86-71 チャイニーズ・タイペイ
日本 68-63 中国

5-6位決定戦
ホンコン・チャイナ 92-73 モンゴル

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Posted by HOOP at 18:56  月バストピックス