2006.09.02

スペインがオリンピック王者を撃破

スペイン 75 アルゼンチン 74
 残り18秒、ホセ・カルデロンがフリースローを1本決めたのが決勝点となり、スペインがオリンピック王者を倒した。1Qは完全なアルゼンチンのペースで、開始3分10秒で13対2とリード。スペインはパウ・ガソルが4分6秒にレイアップを決めるまで、1本もシュートを決められなかった。しかし、「試合のテンポが速すぎた」とカルデロンが振り返ったように、スペインはこの後ガソルのポストプレイを軸に、じっくりとオフェンスを組み立てるようになる。2分9秒にホルヘ・ガルバホサの3Pシュートをきっかけに、2Q中盤までに16-6というチャージをかける。さらに、6分30秒から1分47秒間で10連続得点を記録したスペインは、33対30と逆転に成功。前半を2点リードで折り返す。
 後半になると、スペインが僅差でリードする形で試合が進み、土壇場までもつれる激戦となる。4Q4分25秒、スペインはガソルのレイアップで5点リードを奪うも、アルゼンチンはマヌ・ジノビリとペペ・サンチェスの連続3Pシュートで必死に食らいつく。2点差で迎えた残り21・9秒、ジノビリのミスショットからオフェンス・リバウンドを奪ったルイス・スコラが、ルディー・フェルナンデスからファウルをゲット。フリースローを着実に2本決めると、ついに74対74の同点に追いつく。直後のディフェンスで、アルゼンチンのセルジオ・エルナンデスヘッドコーチは、カルデロンに対してファウルするように指示。フリースローでリードを許すチャンスを与えるというギャンブルも、最後のオフェンスで逆転勝利を狙うというのが、エルナンデスの考えだった。
 カルデロンが1本目を外したことで、アルゼンチンはシュートを決めれば勝ちと状況となった。インバウンドパスをもらったジノビリは、ゴール正面からドライブすると、右コーナーでフリーだったアンドレス・ノシオニにパス。ノシオニは決まれば逆転勝ちの3Pシュートを放つも、リムを弾いてゲームオーバー。スペインが初の決勝進出を果たした。しかし、エースのガソルが4Qで左足を故障し、試合後車椅子に乗ってロッカールームへと下がるという事態に見舞われた。スペインのペプ・エルナンデスヘッドコーチは「かなりひどい」と語っており、ガソルが決勝でプレイするのがかなり難しい状況と言われている。


Posted by HOOP at 00:44  2006世界選手権