2006.08.30
準々決勝2日目
ギリシャ 73 フランス 56
ディフェンス力が特徴のチーム同士の対戦は、ギリシャに軍配が上がった。ニコス・ハズビブレタスとディミトロス・ディアマンティディスの3Pシュート、ラザロス・パパドポウロスのフックショットによって、ギリシャは1Q3分14秒で12対6とリードを奪い、先に主導権を握る。フランスは2Qになって少しエンジンがかかり、アイメリック・ジャヌーの3Pシュートとレイアップで、17対18まで差を詰める。しかし、ミケル・ピートラスが前半を「レイアップをあまりにもミスしすぎた」と振り返ったように、実際はギリシャの厳しいディフェンスがボディブローのように効いていため、簡単なシュートを何度も落としていた。
その結果、フランスは2Q最後の7分間で7点しか奪えない。ギリシャもオフェンスの出来がいまひとつだったが、肝心なところでシュートを入れ続け、ディアマンティディスが残り6秒に3Pシュートを決めると、34対24とリードを2ケタに乗せて前半を終える。後半になっても、両チームともオフェンスで苦戦という展開が続くが、シュート力の差でギリシャは主導権を手放さない。4Q開始早々には、アントニス・フォツシス、バシレイオス・スパノウリスが連続で3Pシュートを成功。5分42秒には64対46とさらに点差が広がり、完全に勝負の行方は決まった。終わってみれば、5人が2ケタ得点を記録したギリシャの大勝。フランスはFG成功率35%と、オフェンスの出来があまりにも悪く、56点は今大会における最少得点数で4位タイ。ディフェンスの出来について聞かれたギリシャの司令塔セオドロス・パパルーカスは、「最高のディフェンスはアメリカ戦で発揮できるといいな」と、笑顔で答えていた。
アメリカ 85 ドイツ 65
後半になってディフェンスでドイツを圧倒したアメリカが、順当に準決勝進出を決めた。ドイツは前半、2-3ゾーンを多用することで、試合をスローな展開に持ち込むことに成功。アメリカもオフェンスにアグレッシブさがいまひとつで、前半だけで20本の3Pシュートを打っていた。得点源となっていたアンソニーは、12本中2本しかシュートを決められないなど、チーム全体のFG成功率が32%。ドイツもダーク・ノビツキーがわずか7点、3ファウルという状況ながら、アデモラ・オカラジャが4本のシュートと3本のフリースローをすべて成功させての11点を活躍。そのため、試合は一進一退の攻防となり、前半はアメリカが40対39とリードして終わる。
アメリカは3Qになると、ディフェンスでのボール保持者へのプレッシャーを強めると、ドイツはオフェンスを組み立てられなくなる。7分42秒に3Pシュートを決めたアンソニーが、7分18秒にスティールからダンク。アメリカは16-2の猛チャージをかけ、1分53秒にクリス・ボッシュの3Pプレイとなるアリウープで、60対45とリードを広げた。4Q序盤で18点差とされたドイツは、ステフェン・ハーマンのレイアップとヨハネス・ハーバーの3Pシュートで、5分48秒に11点差とするのが精一杯。3Pシュート40本放って10本成功に終わりながらも、「後半になって集中と気合の入り方が変わった」とカーク・ハインリックが語ったディフェンスと、7本中5本のシュートを後半で決めたアンソニー(19点)の活躍で、アメリカはドイツを20点差で撃破。準決勝でヨーロッパ王者、ギリシャと対戦することとなった。





