2006.08.27
決勝トーナメント1回戦(8/26:ゲーム3&4)
トルコ 90 スロベニア 84
激戦区グループCを2位で突破したトルコが、終盤でビッグショットを連発し、スロベニアを振り切った。トルコは前半、ミスマッチとなるPFを軸にオフェンスを展開し、ケレム・ゴンラムとカヤ・ペカーがインサイドで得点。一方のスロベニアは、司令塔のヤカ・ラコビッチが前半で3ファウルとなった影響で、なかなかリズムをつかめない。33対33の同点で迎えた2Q終盤、トルコはゴンラムのジャンプシュートをきっかけに、エンデル・アルスランが3Pシュートを決めるなど、11-1の猛攻。ハーフタイムで8点のリードを奪った。
スロベニアは後半、ラショー・ネステロビチとプリモズ・ブレジッチのツインタワー、ベノ・ウードリー、ボスジャン・ナックバーと4人のNBAプレイヤーを使う作戦を敢行。これが見事に効を奏し、ナックバーの3Pシュート、ブレジッチのティップインで差を詰めると、3分56秒にサニ・ベシロビッチが3Pプレイとなるジャンシュートを決めると、スロベニアは53対52と逆転に成功する。しかし、トルコも直後にエルマル・クルトルーのフックショットで再逆転すると、4Q中盤まで一進一退の攻防が続いた。
そんな接戦は、NBAプレイヤーたちによって、スロベニアが先に抜け出す。ブレジッチのジャンプシュートで2点差にすると、6分10秒にナックバーの3Pシュートで72対71と逆転。さらに、ネステロビッチが2本のレイアップを決め、3分38秒で79対74とした時点で、経験で上回るスロベニアが逃げ切るかと思われた。ところが、トルコはここから驚異的な粘りを発揮。エンジン・アトスールの2本、セルカン・エルドガンも続いて決めて80対81まで詰める。スロベニアは2分28秒にタイムアウトを取り、何とか流れを変えようとするが、エルドガンは2分16秒にも決めると、1分36秒にはペカーも続く。ウドリーが「彼らはタフなショットを決め続けたから、どうしようもなかった」と振り返ったように、トルコは怒涛の5連続3Pシュートで逆転に成功し、ベスト8進出。トルコのベテランガードのイブラヒム・クトルアイは、「この勝利は歴史的で、すごくエキサイティングだ」と喜びを爆発させていた。
スペイン 87 セルビア&モンテネグロ 75
1Qで2ケタ得点差をつけたスペインが、スキルと経験の差をみせつけてセルビア&モンテネグロに快勝した。司令塔のホセ・カルデロンが、ドライブからのレイアップと3Pシュートを決めるなど、1Qだけで9点をマーク。スペインは20対10で2Qを迎えると、6分54秒で点差を16まで広げた。セルビア&モンテネグロは2Q終盤、ダーコ・ミリチッチとマルコ・マリノビッチの連続レイアップで、1分30秒で28対35まで差を詰めた。
しかし、ガソルがミリリッチを3ファウルとする3Pプレイのレイアップ、アリウープダンクで得点。さらに、スティールからカルデロンが3Pシュートを打つ際にファウルをゲット。フリースローを3本とも成功させたことで、スペインは43対31とリードを広げて前半終了。3Qになっても、ホアン・カルロス・ナバーロの7連続得点などで点差を広げると、4Q5分18秒で80対58として勝利を決定づけた。ミリチッチとのマッチアップが注目されたガソルは、24分30秒で19点をマークし、チームの勝利に大きく貢献。一方のミリチッチは、グループリーグでは高確率で決めていたフックショットがなかなか決まらず、18点を記録したものの、FGは23本中12本が失敗。試合後、「すばらしいチームで、最高レベルのプレイをしている」と、スペインの強さを素直に認めていた。





