2006.08.24

レバノン大金星

 レバノンフランスに1点差で競り勝ち、決勝トーナメント進出に大きく前進した。初日にベネズエラを倒した後、アルゼンチンセルビア&モンテネグロに大敗していたが、この試合は正に見違えるプレイを展開。ポール・コウターヘッドコーチが前日から体調を崩し、ホテルで休養を強いられる状況ながらも、ファディ・エルカティブ(29点)が得点源となって試合をコントロール。ハーフタイムでの13点リードを4Qで逆転されたが、残り23・8秒にジョー・ボーゲルが3Pプレイとなるフックショットで74対72と再逆転。フランスは残り6・2秒でボリス・ディアウのフリースローで追いつくチャンスだったが、2本目をミス。そのオフェンスリバウンドから、ローラン・フォアレスが左コーナーから3Pシュートを放つもリムを弾き、レバノンが劇的な勝利を手にしたのである。
 指揮を執ったレバノンのカラフ・クーサイアシスタントコーチは、「この試合は(24日の)ナイジェリア戦に向けての準備にするつもりだった」と語る。しかし、シューターが不在というフランスの弱点を突き、レバノンは2-3のゾーンディフェンスを多用。フランスが26本中3本しか3Pシュートを決められなかったことからも、この戦略は明らかに効果的だった。フランスはルーズボール争いに負けることが多く、トランジション・ディフェンスも悪かった点からも、レバノンに対して油断があったのはまちがいなかった。また、フランス人記者によると、ミケル・ピートラスクロード・ベルジョーヘッドコーチに対する不満を新聞に対して口にしたため、この試合で先発落ちしたという。その結果、ピートラスは11分40秒のプレイで2点と精彩を欠いたことからも、チーム内にで何らかの問題が発生しているのはまちがいなさそう。グループAは4戦全勝のアルゼンチン以外、3チームが2勝、2チームが1勝という状態。もし、グループ最後のベネズエラ戦に敗れるようだと、トニー・パーカーを欠くフランスは決勝トーナメント進出を逃す可能性も出てきた。

T. Aoki@Sendai


Posted by HOOP at 09:10  2006世界選手権