2006.08.21

ついに目覚めたダーコ

 グループAで唯一2敗だったセルビア&モンテネグロが、レバノン相手に104対57で大勝。ベスト16進出への望みをつないだ。試合前、セルビア人のファンたちは白いパジャマのようなシャツを着て、「PROBUDITE SE(セルビア語で目を覚ませ)」というサインを掲げていた。そんな檄に見事こたえるかのように、最初の2試合で精彩を欠いていたダーコ・ミリチッチが、インサイドでタフなプレイをようやく展開。レバノンのセンター、211cmのジョー・ボーゲル相手に、ポストプレイから何度もフックショットを決め、前半だけで20点をマーク。21歳といえ、ここ2年で国際経験を積んできたビッグマンの活躍もあり、セルビア&モンテネグロはセット・オフェンスで着実に得点を重ね、47点という大差でレバノンを圧倒した。
 昨晩、仙台駅へ向かう地下鉄に同乗したセルビア人メディアは、「ミリチッチがセンターとしてインサイドで頑張らないといけないだけどなぁ……」と話していた。昨日までの2試合は、ほとんどアウトサイドからのシュートで、ミスマッチになってもそれを生かすことがあまりなかった。しかし、レバノン戦でのミリチッチは、まったく別人だった。ローポストでアグレッシブにプレイすべきというのは、ピストンズ時代にずっと言われてきたこと。これを一貫して続けることができれば、セルビア&モンテネグロの中心プレイヤーとなるだけでなく、現在所属するマジックでもっと活躍の場が増えるはずだ。サイズと才能はあるだけに、精神的に成熟することが、ミリチッチがプレイヤーとして向上するためのカギと言えよう。

T. Aoki@Sendai


Posted by HOOP at 23:21  2006世界選手権