ベースとなるのはアグレッシブなディフェンス! しかし、点を取らなければ勝利は望めない!!点取り屋PG富樫、フェイクの達人・比江島、ダンクが魅力の馬場を声援で後押ししよう!!! 篠山竜青(川崎ブレイブサンダース)/Ⓒ月刊バスケットボール
ラマス監督は アグレッシブなディフェンスがベース そうしたタレントぞろいのチームを率いるのが、かつてアルゼンチンの男子代表をロンドンオリンピック4位に導いたフリオ・ラマス監督。そのラマス監督のスタイルは、富樫が「ボックスアウトを強調した練習が多く、リバウンドに対する高い意識を求めています。PGにはロングリバウンドが求められています」と言うほどディフェンス重視で、東野智弥強化委員長も「アグレッシブでプレッシャーのレベルが高いディフェンスがベース。“どこを守るのか”ということがハッキリしている、世界のスタンダードに沿ったものです」とコメントしている。 一方、オフェンスでは、日本が得意とするアウトサイドと苦手とするインサイドを、いかに融合させるかを構築中。ラマス監督の取り組みを、東野技術委員長は「オフェンスは、日本の特徴をどう活かせばレベルアップできるのかを探している感じです。例えば、アジアカップでは、日本はアベレージ79得点でした。そのうち約70点がアウトサイドからのシュートで、3Pシュートの確率は43.2%でアジアNo.1。つまり、アウトサイドからの方法論というのはいい形ができつつあります。そこで、弱点のインサイドをいかに最小化して、いかに強みのアウトサイドを生かすのか。その上で、自分たちのシチュエーションになったときにしっかり決めきることがポイントになると見ています」という。 このラマス監督も、今回のワールドカップ2019アジア地区1次予選が日本にとって2020年の東京オリンピック自国開催枠を獲得するための“絶対に負けられない戦い”であることを認識している。その覚悟を持って引き受けた監督の手腕が、11月24日のフィリピン戦で明らかになる! (おわり) 【FIBAワールドカップ2019アジア地区1次予選/日本代表選手】 2 | 富樫 勇樹 | PG | 167cm/65kg | 千葉ジェッツ |
6 | 比江島 慎 | SG | 190cm/88kg | シーホース三河 |
7 | 篠山 竜青 | PG | 178cm/78kg | 川崎ブレイブサンダース |
8 | 太田 敦也 | C | 206cm/112kg | 三遠ネオフェニックス |
10 | 竹内 公輔 | C | 206cm/100kg | 栃木ブレックス |
11 | 宇都 直輝 | PG | 189cm/77kg | 富山グラウジーズ |
15 | 竹内 譲次 | PF | 207cm/98kg | アルバルク東京 |
18 | 馬場 雄大 | SF | 198cm/90kg | アルバルク東京 |
24 | 田中 大貴 | SG | 192cm/93kg | アルバルク東京 |
35 | アイラ・ブラウン | PF | 193cm/105kg | 琉球ゴールデンキングス |
51 | 古川 孝敏 | SG | 190cm/92kg | 琉球ゴールデンキングス |
88 | 張本 天傑 | SF | 197cm/102kg | 名古屋ダイヤモンドドルフィンズ |
(月刊バスケットボール)