月刊バスケットボール8月号

FIBAワールドカップとは?①

ベスト8入りを逃し アジアの壁を痛感した2009年&2013年!FIBAランキング50位で挑む今回も一瞬たりとも気が抜けない!!  

折茂武彦(2006年世界選手権)     前身の世界選手権への 地力出場は3回だけ    男子日本代表がオリンピック自国開催枠の命運をかけて臨む“FIBAワールドカップ”は、そもそも“FIBAバスケットボール世界選手権”という名称でオリンピックの中間の年に開催されていた大会だ。第1回大会(アルゼンチン)が行われたのは1950年で、以降、2010年のトルコ開催までは世界選手権として行われ、2014年のスペイン開催からワールドカップという名称に変更された。    前身の世界選手権で言えば、日本がアジア選手権を勝ち上がり地力で世界選手権に出場したのは1963年(13か国中13位)、1967年(13か国中11位)、1998年(16か国中14位)の3回のみ。その後、日本開催だった2006年は、開催国枠で出場。当時のチームを率いたのはジェリコ・パブリセヴィッチ(クロアチア)ヘッドコーチで、折茂武彦(36歳)、古田悟(35歳)といったベテラン勢に加え、竹内譲治、竹内公輔、桜井良太、川村卓也、五十嵐圭といった若手が活躍を見せ、パナマに勝利し43年ぶりの予選リーグ勝利を挙げる。しかし、優勝したスペインや強豪のドイツ、そしてニュージーランド、アンゴラに敗れ、結局1勝4敗で17位(24か国中)に終わった。    これ以降、2010年のトルコ開催、2014年のスペイン開催と、日本は2大会連続で出場を逃している。アジア選手権で上位3チームに入ることが出来なかったのだ。 (つづく)   (月刊バスケットボール)  

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