2009.12.07

【東アジア競技大会】竹内譲次インタビュー

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竹内譲次
「今までとは違う日本代表であることを見てほしい。
新しい日本の第一歩となれるよう、結果を残したい」

<記者会見にて、竹内公輔・竹内譲次選手への質問/11月9日>

――今大会のメンバーはU18から一緒にやっているメンバーも多いが、A代表を兼ねる2人の目から見て、この世代のアピールする点は?

竹内公輔
「ジュニア(U18)の頃から一緒にやっているメンバーもいますし、2年前のユニバでも4位になったメンバーも何人かいるので、合わせやフォーメーションに問題はありません。何よりも努力家が多くて、チーム練習が終わっても黙々と個人練習をするようなヤツらばっかりなので、それがいい相乗効果になって全員が頑張ろうというチームになると思います。国際経験が少ない選手も中にはいるけど、国際大会の経験がある僕らが教えてあげれば、今回の東アジア大会もいい結果になると思う」

竹内譲次
「個性が強い選手が多くて、僕自身はそれをいい個性ととらえています。プレイにも個人個人の特長がありますし、自分を表現できる選手が揃っています。また、下の世代の広瀬、荒尾、西村は上の世代を見て刺激されるものもあると思います。公輔が言ったように僕も相乗効果を期待していますし、そこがこれから日本代表が強くなるひとつのポイントだと思っています。僕たちの世代がしっかりすることで、そのまたあとに続く世代に残せると思うので、まずは僕たちがしっかりやっていきたいと思います」

<以下、ライター松原貴実さん、神原順子さんとの共同インタビュー/11月23日>

――現段階までの練習で手応えは。

「練習期間が短いので厳しい面はあると思いますが、こういう短い練習の中でも見せられることはあると思うし、アジア選手権の惨敗から何かを見せないと、日本は今後いい方向にいかないと思います。今、その主役が自分たちだということをしっかりと理解してやらないといけません。ふがいない戦いをしたあとなので、バスケットボールファンの人には日本代表として何かを見せないといけないと感じています」

――記者会見での質問(上の質問)の答えについて。個性が強いと言っていたけど、具体的に言うとどんな個性ですか?

「率直に言わせてもらえば、自分の持っている力が100あるとすると、100をどう引き出すかじゃなくて、110、120にしていこうとする人間がすごく多い。現状の自分、今の自分のパフォーマンスに満足していない人間が多いんです。『もっとうまくなりたい』と、そういう気持ちをすごく持っている人間が多い。自分もそうでありたいですし、そういうのってバスケットを続けていくと難しくなることもあるし、シーズン中の大会というのでそれもまた難しいものだと思うけど、そういう言い訳をしないで自分の力を伸ばしていこうとする姿勢があります。

与えられたことを100%やるのは当たり前で、与えられたことだけじゃなく、自分で考えて動けるようにプラスアルファがある姿勢は素晴らしいものがあると思う。会見でも言いましたけど、このメンバーにはそういう面から出てくる相乗効果がすごくあります。ましてや同じ世代ですからライバル意識もある。ここで言うなら石崎と正中とか、菊地と酒井とか。お互いを高め合えるいい仲間がいて、自分の力だけでは満足しない。ライバルとの勝負でさらに上にいけるメンバーだと思います。その姿勢は今までの代表にはないものがあると思います」

――ヘッドコーチが変わるとチームの細かい約束事も変わるけど、日立の選手としては、どのように小野HCのバスケットをメンバーに伝えますか。

「今やっていることは日立でやっていることと一緒。小野さんのバスケットボールは個人の特徴をとらえて、いいところを引き出すバスケットなので、そういった部分では、オフェンスでは選手同士で得意なプレイを認識していくことが大切。時間的にディフェンスの細かいところまではできないと思うし、ディフェンスは気持ちの部分が大きいので、マンツーマンでしっかりつくこと。自分は4、5番の選手に小野さんだったらこうだと思うというのを伝えていきたい。フォワードなら酒井がいるし、ガードには西村もいるので、その辺は伝えていきたい」

――アジア選手権であれほど崩れてしまった原因は何故か。結果と内容について、選手はどうとらえていますか?

「僕は東アジア選手権後に2か月ほどチームを抜けましたけど……なんか、(アメリカに)行く前と帰ってきてからは……なんかちょっと引っ掛かるものがあると思いました。全員が同じ方向に向かってなかった。もちろん世界選手権の切符を取るという具体的な目標はありましたけど、そのために何をするかというチームのベクトルだとか、崩れた時に何をして立て直すとか、そういうのが明確化されてなかった部分がありました。明確化されてないからチームで何回もミーティングはしましたし、全員が言いたいことも言いました。けど、そこで立て直せないほど、自分たちの弱さや世界との差を感じました」

――その差は自分たちが思っていた以上に大きなものだったと?

「本当に、世界、いやアジアでの日本の位置は低いところにあるのだと感じました。だからといって勝ちをあきらめたわけではなかったんですが、日本が成長していない中で他が力をつけてきているところは認めなくてはいけない。認めないことには先に進めないと思う」

――では、ふがいない戦いをした日本の力を認めたうえで、今はどのような気持ちで東アジア競技大会を迎えますか?

「今後のバスケット界を考えるうえで、自分はやらなきゃいけない立場であることはわかっています。このチームでやることは楽しみではあります。結果もそうですし、今までの代表とは違う何かを見せる気持ちはあります。それはスタッツには表れない部分かもしれないけれど、みんなに実際に見てもらえれば…。まあ(テレビ放映がないので)見てもらうことは難しいことだとは思いますけども、今までとは違うことを見てほしい。これが日本のバスケットボールの新しい一歩となれるようにしたい。そのためにはある程度の結果を残さなければならないと思っています」


Posted by yota at 05:31  日本代表