2009.12.01

【東アジア競技大会】女子活動方針

 11月9日の記者会見では、東アジア競技大会の展望とともに、9月のアジア選手権の報告(中川ヘッドコーチによる総括)が行われた。

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▲女子代表専任ヘッドコーチの中川文一氏


■東アジア競技大会は若手強化の位置づけ

諸山文彦強化本部長
「9 月のFIBA アジア選手権では3 位に入り、来年チェコで行われる世界選手権の切符を獲得しました。来年9月に向けて強化を図る意味におきまして、まずこの東アジア競技大会で男子同様、若手の選手構成で臨みます。これも年度の方針として決めていたことです。この大会で若い選手たちが力をつけて、日本代表がさらにレベルアップできるよう頑張ってまいります。来年のFIBA 世界選手権での上位入賞、さらにロンドン・オリンピックの切符を獲得する。そしてオリンピック上位入賞することを目標に頑張っています」


荒順一強化部長
「今年度よりヘッドコーチの専任制を敷き、FIBA アジア選手権というひとつの山を乗り越えてもらいました。目指すはオリンピック出場です。そして、さらなる目標はオリンピックでメダルを獲ること。オリンピックでメダルを獲るためには、東アジア競技大会や来年の世界選手権、海外遠征など、世界に出て経験を積むことを第一に考えています。今回は若手に切り替えたということではありません。あくまでもオリンピックを目指しながら、若手に経験を積ませる良い機会だととらえています。女子の場合は、下の世代がアジアでいい成績を収め、十分世界と戦える人材がいると思っていますので、今後の強化に邁進してまいります」


■アジア選手権の総括と今後の展望

中川文一HC
「FIBA アジア選手権では失敗したら(出場権を逃したら)日本のバスケがなくなってしまう…というプレッシャーがありました。それを越えられたのは、良いメンバーに恵まれたことと、「頑張れ」ではなく「Let's(やろう)」の精神でやったこと。チームで一体になれてプレッシャーを乗り切ることができました。

 アジア選手権で中国と韓国は大変強かったです。オリンピック出場権を獲るために両国をどう倒すかというと、それはあと1年半の課題になります。中国はまだ(地元開催地だった)北京オリンピックの熱い気持ちが残っておりました。韓国は国民的な伝統の女子バスケットボールのスタイルがありました。この2チームをやっつけるのは簡単ではないと思いますが、倒すことを目指していきたい。

 前回、90~99年にナショナルチームのヘッドコーチをやらせていただいた時は「世界、世界」と言って、世界で上位に入ることを目指して頑張ってきましたが、アジアで結果を残せなかったという反省があります。アジアでダメだった反省というのは、特に韓国に勝てなかった反省があります。韓国をやっつけること、イコール世界のベスト4入りを目指せるのではないかと思います。しかしながら、中国もすごい選手がいましたのでそこも大変ですが、アジアでは中国と韓国に挑戦していきたいと思います。

 日本には若手で大変良い選手がいます。今後の目標はロンドン・オリンピック出場、ならびにオリンピックでのベスト4 を掲げています。そのための東アジア競技大会であり、来年の世界選手権であります。前回のナショナルチームのヘッドコーチ時代にできたことは、チームの一貫性ができたと思っております。10年間で1年1年、長いスパンの合宿やヨーロッパへの海外遠征を多く積んで、チームが地力をつけたと感じています。そういう意味では新たな1年目の今回は、アジア選手権で第一の扉を開けることができました。東アジア競技大会では次の扉を開けたいと思います。今大会はロンドンへ向けての若い選手の発掘・育成の場でもあります。

 インドのアジア選手権に出た5人の力はわかっています(櫻田佳恵=トヨタ自動車、高橋礼華=日本航空、吉田亜沙美=JOMO、高田真希=デンソー、内海亮子=JOMO)。今大会の中から何人かロンドン五輪予選の候補に選ばれると思うので、アジア選手権メンバー以外にも、国際大会で“戦える”選手かどうか見てきたい。

 来年の世界選手権でベスト8という目標を掲げ、2011 年のFIBA アジア選手権、つまりロンドン・オリンピック予選ではアジアで優勝という目標を掲げて頑張っていきたいと思います」


■大会前の強化合宿はなし。そのためのジョーンズカップ遠征

中川HC
「本来ならば練習して臨みたいところですが、Wリーグ開催中で強化合宿をすることが不可能。大会前に練習ができないことはわかっていたので、そのために東アジア競技大会のメンバーを主体に、ジョーンズカップ(7月、チャイニーズ・タイペイ)の遠征を行いました。日本で練習はできないので、現地で1~2日間の練習をして、最低限の約束事を確認することになります。ジョーンズカップで戦った内容をもとに、またアジア選手権メンバーがいるので、インドで試したオフェンスの形を強調して戦います。オフェンスのシステムは練習したほうがいいが、時間的に練習できないのであれば、できない状況の中で頑張ることを考えています」


Posted by yota at 17:22  日本代表